「初デートでディズニーに行くと別れる」は本当?理由を分析してみたら…

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言うまでもなく、デートとしても最適なスポット、東京ディズニーリゾート。しかし、よく言われる、「初デートでディズニーに行くと別れる」と言う、都市伝説的なお話。

実際にこれは本当なのか?という事をパークの実情と併せて分析してみました。これから行く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。

待ち時間が長く、「トーク力」が必要

個性的なアトラクションや賑やかなショーなど、二人を楽しませてくれるコンテンツがたくさんあるディズニーリゾート。

しかし、現実的には、待ち時間が色々な所で多く発生するため、その「待ち時間をうまく潰すための会話力・トーク力が必要」になってきます。

長い待ち列で、2人とも黙ったまま…と言うのは、やはりいずれは険悪な空気になりがちですよね。

また、まだ付き合い始めて間もない2人の場合は、「楽しむための会話」と言うより、「お互いの事を知るための会話」が必然的に増える事になります。

そのため、「気を使った会話」が多くなるため、慣れないうちは気疲れしてしまう可能性も高いと言えます。

混雑して何もできない…「対応力」が求められる

特に現在のパークはスタンバイバスやエントリー(抽選)、プライオリティーシーティング(レストラン事前予約)等、ある程度パークの事を理解しておかないと楽しめない事も多くあります。

以前のこちらの記事、「今ディズニーランド・シーに行く人が知るべき12の新常識。「こんなはずでは…」を防ぐ方法」でご紹介した通り、数年前と状況が大きく変わっています。

そんな中、現地に行ってはみたものの、スタンバイパスは発行終了で並ぶ事もできない、レストランの予約もとれておらず、何をしたら良いのかわからない…となってしまう場合もよくあります。

混雑日のディズニーランドのレストランそうなった場合、「では、どんな選択肢があるか?」と言う対応力が求められます。

一緒になって「…じ、じゃあ次はどうします?(どうしたらいいのかわかんない…)」とならない様に、臨機応変に動けるか、その場所を知っているか…などの予備知識も必要になってきます。

スムーズに動ける?「スケジュール力」が必須

前述の通り、現在のパークは「なかなかやりたい事がやりたいタイミングでできない」と言うことが多くなっています。

そんな中で、例えば「どんな順番でスタンバイパスを取る」、「エントリー(抽選)を行う」、「食事をする」、更には「帰りの時間」や全体的な予定は…?といったスケジュールを調整する能力も問われます。

基本的に既に予約や取得したアトラクションのスタンバイパスなどの時間と被らない、又は、移動に無理が無いか…なども考えてスケジュールに余裕を持っておくのも大切です、

これはただ単にパークの中はもちろん、そもそも「その日」を選んだチョイス自体も正しいか?(混雑日や混雑時期に行こうとしていないか?)なども問われます。

「今」を把握しているか?「情報収集力」が必要

事前に色々調べて、スタンバイパス等の仕組みもしっかり理解した!そして時期やスケジュール、行きたいレストランの確認もバッチリ!

…しかしパークに実際に行ってみたら、「お目当てのアトラクションがクローズしていた」、「入ろうと思ったレストランが既に閉まっていた」、「ワッフルを食べようと思ったら予約制だった」…なんていう事も。

現在はコロナによる短縮営業が続いているため、営業していてもいつでも入れないレストランや施設が多くあります。

そうした所も事前にしっかり調べられているか…と言う、「情報収集能力」も問われます。もちろんなんとなく行っても楽しい場所ではありますが、いざ行ったら行きたい所が全部行けなかった…とならない様にしっかり確認しておく事も大切です。

「お洒落を優先しない関係」になってから


では、デートで東京ディズニーリゾートを使う時、まだ付き合って間もない場合は「何を目安」とすれば良いのでしょうか。

これは筆者の個人的な感覚ですが、一日ディズニーリゾートでしっかり楽しむためには、もちろんおしゃれも大切ですが、「お洒落を優先しないでも大丈夫な関係」がひとつの目安だと思います。

どういう事かと言いますと、ディズニーリゾートで一日楽しむ場合、体力的にもかなり大変です。一日中動き回る状態で、歩く、待つ、長時間立つ…という事も珍しくありません。

そんなパークでは、「着飾らない、楽な服装の方がじっくり楽しむには適している」と言えます。

例を上げるならば女性はヒール系、男性は革靴系の靴だとかなり疲れますし、合わせるバックや小物にもそれなりのものにする必要がありますし、「利便性よりも見た目が重視」されます。

反面、ラフな格好で靴もスニーカー系で疲れにくいもの、バックもリュックにしてしまえば楽に…となりますよね。

また、せっかくのディズニーリゾートですから、もちろんそれなりのキャラクターバウンドコーデやポイントを2人で併せたお洒落もいいですよね。

しかし、まだ付き合って間もない2人の場合、まだそうした趣味や趣向もあまり理解が深まっていない頃。無理にそうしたコーデなどを合わせるのも、相手にとって苦痛になってしまうかもしれません。

そんな面から考えると、二人の仲がそれなりに深まり、相手の事を理解して、服装にもあまり気を使わなくても良い関係になってから…と言うのが一つの目安になると思います。

「何でも言える関係になってから」がベスト

もちろん、何も考えなくても、誰といつ行ってもそれなりに色々楽しめる東京ディズニーリゾート。

しかし、自分が「雰囲気だけでも楽しいよね!」と思っても、相手はもっとアトラクションに乗りたい、ショーやパレードを見たい、もっとショッピングがしたい…と思っているかもしれません。

ここが「初デートでディズニーに行くと別れる」と言われる大きな原因のひとつ。

混雑時のディズニーランド楽しい事ばかりではなく、待つ事、耐える事も必要なディズニーリゾートのパーク。

遠慮なく、色々な事をお互い言い合える関係なっていないと、言いたい事が言えずに、お互い気を遣って我慢をしてしまうことが、結局心の負担になってしまう事が多いのです。

混雑時のディズニーランド楽しいはずのディズニーリゾート。しかし、そうした我慢が増えれば増える程、見えないストレスは溜まっていきます。更に夜になると疲れもでてくるのでイライラしたり、些細な事でも気になったり…なんて事も…?

そうならない為には、例えばパーク内で「次はどうする?」と言った時に、素直に自分の言いたい事、言いたい気持ちを相手に遠慮なく伝える事ができる関係になってから…というのが目安のひとつと言えると思います。

結論。「初デートでディズニー」は…?

以上、色々述べてきましたが、もうお分かりの通り、私的な見解として結論を申し上げると、「付き合う前や、付き合って間もない頃はディズニーリゾートに行くと別れる可能性が高い」と思っていいと思います。

もちろん、これはあくまでも可能性が高いと言うだけで、絶対にそうと言う訳ではありません。

また、むしろそうした「大変な思いを一緒にした事」で、二人の距離が縮まるという、心理学上の「吊り橋理論」もあり、それが良い効果となる場合もあると思います。

シンデレラ城しかしながら、いずれの場合でも大切なのは、行く前に「パートナーの事を良く知り、何を求めているか」を確認しておく事。せっかくのディズニーデートですから、更に二人の距離を縮めたいもの。

楽しい事も多いですが、計画性や下調べも大切なディズニーデート。お互いの事を良く知ってからの方がパークの魅力を更に深く知る事ができると思います。

以上、色々述べてきましたが、もちろんこれは完全なる私の私見。そんな事は全く関係ないほど仲のいいお二人ならば全然関係ないお話だったかもしれませんね。

ABOUTこの記事を書いた人

DヲタのWEBライター。TDRハックの他に、 個人ブログ「TDRな生活」や「株式会社ぴあ」の「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」で多くのTDRにまつわる記事を執筆。7冊のディズニー関連書籍の著者でもある。近著に「ひとりディズニー50の楽しみ方」 (サンクチュアリ出版 )。…慌てず急がず、ゆっくりゆったりとパークを散策しながらお酒を楽しむのが好きです。

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