東京ディズニーランドにある様々なシンボル的存在。中でもパークに入園してワールドバザールを抜けるとまず見える、正面にあるウォルトディズニーとミッキーの「パートナーズ像」。
誰もが知るこの銅像ですが、そもそもこの銅像がどういったものなのか…を細かく知っている方はあまり居ないかもしれませんね。
今回はそんなこのパートナーズ像はどんな意味があるのか、また意外に知られていない「刻まれたある人物の名前」について触れてみたいtお思います。
この記事のもくじ
そもそも「パートナーズ像」って何?
おなじみとなった東京ディズニーランドのパートナーズ像。
こちらの銅像はその名の通り「Partners」と言う名で、ウォルト・ディズニー・カンパニーが制作したブロンズ像の事です。
スーツ姿のウォルト・ディズニーと、その隣にいるミッキーマウスが手を繋いだブロンズ像。こちらはアメリカ本国でミッキーマウスの誕生65周年の記念として造られた物です。
一番最初に設置されたのは、1993年11月18日、カリフォルニアのディズニーランド。
その後、1998年4月15日に東京ディズニーランドが15周年を迎えた際、それを記念して、ウォルト・ディズニー・カンパニーから(株)オリエンタルランドに贈られたものです。

東京ディズニーシーに設置されているストーリーテラーズ像
ちなみにこちらもご存知の東京ディズニーシーのエントランス設置されているのは、「ストーリーテラーズ(Storytellers)」像。
こちらはパートナーズ像よりもウォルトの年齢も若く、カジュアルな服装で上着を肩にかけたスタイル。
ここで意外なのは、シーに設置されているのでシーの記念日に設置…と思いきや、こちらは2013年10月7日に、東京ディズニーランド(リゾート)の開業30周年記念として、同様にディズニー社からオリエンタルランドへ贈られたものなのです。
意外と知らない?パートナーズ像を作った人物
続いて、誰もが知るパートナーズ像ですが、「これを作った作者の名前」は一般的にはあまり知られていないかもしれません。
こちらを作ったのは、「ブレイン・ギブソン(Blaine Gibson)」と言う、アメリカ、コロラド州ロッキーフォード出身のアニメーターであり、彫刻家。

画像は「WALT DISNEY ARCHIVES」より引用
1993年にディズニー・レジェンド(ディズニー社に多大な貢献をした者を讃えるために同社が創設した賞)を受賞した人物です。
世界のディズニーパークを見守る存在を作った彼。残念ながら2015年7月5日にこの世を去りましたが、その魂はこれからもずっとパークで受け継がれていくのでしょうね。
ひっそりと刻まれたディズニーレジェンドの名
ワールドバザールを抜けて正面に見えてくるパートナーズ像。
誰もが目にする、ディズニーランドを象徴する光景。多くの方がご存じないかもしれませんが、この像には作者のブレイン・ギブソン氏の名前が刻まれています。
それは像の背後、ウォルトディズニーの右足の下あたり。
望遠レンズで見るか、バケーションパッケージのエリアに入らないと見えないくらい小さくて目立たないものですが、しっかりとその名が刻まれています。
多くの方が、ここで写真を撮り、そして誰もが知る彫像。しかしその後にはひっそりとディズニーレジェンド名前が刻まれているのですね。
知っていないとまず気が付かない、小さいけれど大きな意味のある名前。時間があるときに、じっくり、ゆっくり眺めてみてくださいね。
パートナーズ像がこんな姿になった事も…!

そんなゲストを見守るパートナーズ像。いつも変わらぬ姿でゲストを見守ってくれているのですが、実はこんな姿になった事も…!
こちらは東京ディズニーランドで2007年4月10日〜7月19日に行われたイベント、「リロ&スティッチのフリフリ大騒動〜Find Stitch!〜」から。

この時は、「スティッチがゲストとオハナ(家族)」になりたくて、パーク内のあちこちにデコレーション(と言うよりいたずらに近いですが(笑))されていました。

何となく苦笑いをしている様にも見える(?)ウォルトディズニーですが、きっと笑って許してくれていそうですよね。

これ以外のイベント等ではパートナーズ像自身がデコレーションや装飾される事はなかったので、ある意味貴重なシーンとも言えますね。

…お伝えしてきたように、いつも変わらぬ姿で私達ゲストを見守ってくれているウォルトディズニーとミッキーの「パートナーズ像」。
パークが閉園した後は、「今日のゲストは楽しんでくれたかな?」なんて会話で盛り上がったりしていそうですね。
普段はあまり気にしないそんな二人の姿。ぜひ次回行ったときはそんな想いも感じながら眺めてみてくださいね。