【ディズニー40周年】 節約し過ぎ?だいぶ寂しい?40周年デコレーション

ライター:

東京ディズニーリゾート40周年が開始して、約一ヶ月が経過しました。メディアやネットニュースには華やかなパークの様子が並んでいます。

新型コロナウイルスによる制限運営の影響もあり、多くの方が待っていた40周年。

しかし、開始前から言われていたように、少し寂しい装飾に注目が集まっています。今日はそんな所について考えてみたいと思います。

節約し過ぎ?寂しいアニバーサリー

今回始まった40周年からスタートのパレード、「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」。

こちらは、多くのキャラクターや新しい演出、そして久しぶりのダンサーの出演などで注目が高まっています。

しかしながら、SNSなどで言われているのが、全体的に寂しすぎるデコレーションなどについて。

こちらについては、イベント開始前から言われていましたが、特に少し寂しいかな?と感じるのが、ワールドバザールの上にあるガーランド(旗)。

イベントスタート前に発表された公式サイトの様子を見た人からは、そのシンプル過ぎるデコレーションに対して、「運動会の旗みたい」、「いや、プールの上のにある旗か?」などと揶揄される事もありました。

実際はもっと華やかになり、夜の演出もあるのでは?…と言った期待もありましたが、実際に始まってみても特に何の演出もなく、かなり寂しい雰囲気に感じます。

35周年(2018年4月~)の時のセレブレーションタワー

特に前回のアニバーサリーイベントである35周年の時は、コロナの影響がなかった事もありますが、ワールドバザール中央にセレブレーションタワーが置かれ、時々紙テープ(開始当初は紙吹雪)が飛び出す演出もありました。

35周年(2018年4月~)の時のセレブレーションタワー

更に夜にはプロジェクションマッピングが行われ、季節に応じた投影が行われるなど、「さすがディズニー!」と思わせてくれる華やかな雰囲気だったので、余計に今回のデコレーションが質素に感じます。

エントランス花壇も何も無し

そして更にはパークに入ってまず目に入るのがお馴染みの「ミッキー花壇」。

こちらもアニバーサリーの度に豪華な演出がされ、これも楽しみのひとつでした。

しかしながら今回は残念ながら、「何も無しのノーマル花壇」の状態。

上記の通り、これまでの周年イベントとはかなり異なる印象。このまさかの状態に、「まだ完成していないのでは?」と言う方も多くいる状態でした。

東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”

現在のディズニーシーのエントランス装飾

更には40周年として同時にディズニーシーでもイベントが開催されています。ただ、こちらも入り口のデコレーションはかなり質素なものに。

加えて、上の写真の今回のバナーの様な装飾ですが、元々ある「壁の湾曲部分に被るような形」になっており、「デザイン的に気になる…」と言った声も多く聞かれました。

35周年(2018年4月~)の時のエントランス装飾

しかしながら、これらのデコレーションは季節でも色々変化していくものでもあります。

大きく変わる事はないかもしれませんが、今後のハロウィーンやクリスマスにはもっと期待したい所ですね。

場所によってガーランドを変えているもののやはり寂しい

パークのあちこちにある、ガーランド。それぞれのエリアによって背景の色などが微妙に異なる所などはディズニーらしいこだわりと言えます。

しかし、そうした部分を差し引いたとしても、パークの中を歩いていても、「時々その旗がある」と言うだけで、普段のパークとはあまり変わらない印象を受けます。

そのため、「全体のお祝い感」と言うのがあまり感じない様にも思えます。

例えば、30周年では園内のあちこちにミッキーのオブジェが置かれており、そこに別売りのグッズをかざしてメッセージを受け取る…といったアイテムが販売されていた等、パーク全体でお祝い感がありました。

しかし、今回はそうしたものは一切なく、それ以外の場所は「通常のパークとほぼ変わりがない」と言ってもいいと思います。

特別感のない夜のワールドバザール

そして、今回更に残念と言えるのが、「夜のイルミネーションの演出がほとんどない」事。

40周年のデコレーションがされたシンデレラ城はライトアップがされていたり、キラキラとした演出があり、夜の花火の時には様々な色に変化する演出があります。

35周年(2018年4月~)の時のワールドバザール

しかしながら、逆に言うとそれぐらいであり、残念なのが、様々なところにあるガーランドは「一切ライトアップがされていない」という所。

35周年(2018年4月~)の時のワールドバザール

そして両パークとも、「夜に行われる40周年のイベント要素」がほぼ無い状態。

これから夏に向けて、新しいエンターテイメントが発表になる可能性はありますが、せっかく夕方からのパスポートがあるのに、「夜から入ったら40周年の特別感が味わえない」といった部分がある様にも感じます。

準備期間や予算を考えると仕方がない部分も

お伝えしてきた少し寂しい40周年のデコレーションなどについて。

しかし、こうしたスペシャルイベントにかかわらず、通常のイベントでも、準備は約一年前から始まると言われています。

そんな中で、約3年間も先行きの見えない制限運営を強いられていたパーク。

そんな制限運営の中で、先行きの見えない状況での40周年の計画や予算組みは非常に困難であったと言うことも予測されます。

それに加え、世界各国で様々な資材等の値上げに伴う、ファンタジースプリングスの工事状況の変化等もあります。

そう考えると、寂しいデコレーションなどは確かかもしれませんが、そんな中でも臨機応変に対応しながら、準備をしてくれたのは非常にありがたい事でもあります。

パークにとってもゲストにとっても、我慢と忍耐の時間だったこの約3年間。

そんな中、やっと2023年5月8日から、新型コロナウィルスが5類に移行し、パーク内の対応の様々な制限が緩和されました。

35周年(2018年4月~)の時のデコレーション

諸々の準備期間もあり、すぐに大きな変化は難しいですが、今後はもうコロナを理由にした縮小や削減はなくなって行く事になります。

そしてこれからは今まで力を蓄えてきたパークの「本気」を数多く見せてくれる事に期待したいですね。

これから進化していくパークと40周年

色々述べて来ましたが、まだまだ40周年は始まったばかり。

今回のシンプルな装飾などは、コロナのソーシャルディスタンスを考えて、多くの人が集まる様なデコレーションなどを避けた事も考えられます。

現在のワールドバザールの様子

そんな中で、これから夏や秋のハロウィーン、そしてクリスマスも待っており、まだまだこれからが楽しみな40周年。

これから一年間のお祝いの中にあるパーク。それぞれの季節イベントはまだ詳しい事は発表になっていませんが、やっと元のパークに戻る大きな一歩になりました。

常に変化と進化をし続けて行く東京ディズニーリゾート。

これから「本気の東京ディズニーリゾート」に期待したいところですね。

ABOUTこの記事を書いた人

DヲタのWEBライター。TDRハックの他に、 個人ブログ「TDRな生活」や「株式会社ぴあ」の「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」で多くのTDRにまつわる記事を執筆。7冊のディズニー関連書籍の著者でもある。近著に「ひとりディズニー50の楽しみ方」 (サンクチュアリ出版 )。…慌てず急がず、ゆっくりゆったりとパークを散策しながらお酒を楽しむのが好きです。

2 件のコメント

  • オリエンタルランド社長
    高橋氏「妥協はするな、本物を作れ」

    吉田氏「削れるところからはできるだけ削れ」
    ※上は実際に仰った事、下は憶測でしかありませんが、その時の情勢や現実における姿勢の違いだと思いますね。

    今の社長さんに課せられてるミッションはおそらくできるだけ顧客満足度を落とすことの無いコストカットなんだろうと思ってます。

  • グッズの数の準備が少ない。どんどん追加生産すればいいのに。相変わらずの転売ヤー天国。トップ代えた方がいい。

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