訪れる多くのゲストを個性豊かなアトラクションや賑やかなショーで楽しませてくれる東京ディズニーリゾート。
合わせて個性的なグッズも魅力的ですよね。そんな中、今年の2023年9月4日に開園22周年を迎える東京ディズニーシーの記念グッズが発表されました。
そんなグッズの中に「両パークに関係したちょっと面白いこだわり」がありますのでご紹介します。
この記事のもくじ
ディズニーシー開園22周年の記念グッズ
2023年9月4日発売のディズニーシー22周年グッズ（画像は公式サイトより引用）
まずは、公式サイトに紹介された、東京ディズニーシーの開園22周年の記念グッズ。
今回は「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」がモチーフになっています。車両本体以外にも周辺の様子や看板などがイラスト化されています。
中でも興味深いのが、一枚目の写真の左上のイラストに描かれた、「カエル」の絵。
これは同電車の乗り場の建物の一階部分にある、公衆電話や水飲み場の壁に貼られている広告です。
上の写真がその元のイラストなのですが、こちらには「FROG IN YOUR THROAT」の言葉が書かれています。これは、「あなたの喉にはカエルがいます」、すなわち風邪で声がカエルのようになっている…と言う比喩（ひゆ）です。
また、「FOR COUGHS&COLDS ASK YOUR DRUGGIST（咳や風邪の症状に。あなたの薬剤師に尋ねてみてください）」とあり、こちらは「のど飴（トローチ）」の広告です。
まさかの隠れたキャラクターが…！
ちなみに実はこのカエルの看板に「ある隠れたキャラクター」がいるのです。
こちらの看板にかなり近づかないとわからないくらい小さな文字なのですが、看板の下には「PRINCE CHARMING COUGH DROPS（プリンスチャーミング咳止めドロップ）」と書かれています。
言うまでもなく、「プリンスチャーミング」はシンデレラに登場する王子様。
その名前がなぜここにあるのかはわかりませんが、これは「隠れミッキー」ならぬ、「隠れプリンスチャーミング」なのかもしれませんね。
実は同じ広告がランドにもある…！
そんなこのカエルの広告ですが、実はディズニーシーだけではなく、ディズニーランドにもあるのです。それはアドベンチャーランドにあるダイニングエリア。
様々な広告や看板が飾られたこの場所は、どれも歴史の風合いを感じる事ができ、穏やかな空間です。真夏や真冬はちょっと厳しいですが、半屋外で快適に食事ができる場所です。
ここは、かつては海賊船で働いていた中国人コックの孫がレシピを受け継いで、古いボートハウスを修復してつくられたという物語がある、チャイニーズレストラン「チャイナボイジャー」の近く。
また、その隣にある、難破船のボイラー室を改造してつくられたカウンターサービスのレストラン「ボイラールームバイツ」等で購入したものを食べられる場所です。
この場所は「コーラルランディング・マーカンタイル」と呼ばれる場所で、コーラル（coral）はサンゴ、ランディング（landing）」は上陸する等の意味があります。
「マーカンタイル（Mercantile）」商業・貿易等の意味があるので、ここでサンゴ等の取引が行われていたのかもしれませんね。
そんなこのエリアの壁に貼られたいくつかのイラストをよく見ると…？
まさかの同じ広告がこんなところにも
そんなこの壁には同じくカエルのイラストが…！こちらにも「FROG IN YOUR THROAT（あなたの喉にはカエルがいます）」と書かれています。
そしてカエルのお腹には「Stops that tickle！（そのムズムズを止めます！）」、下には「greatest cough & voice lozenge on earth（地球上で最も大きな咳＆声にはこのトローチを）と書かれています。
これは先ほどのシー同様、のど飴（トローチ）の広告です。ご覧のとおり、細かい部分は異なりますが、「カエル」の基本デザインがランドとシーで同じになっています。
上の写真は２つを並べたもの。
これだけを見ると設定上は同じ商品なのかどうかは明確にはわかりませんが、ランドとシーに同じデザインの広告があるのはちょっと面白いですね。
現実的には同じ美術系スタッフの方が製作したデザインなのだと察せられますが、時代も場所も異なる場所で、こうしたデザインがうまく溶け込んでいる様子が見られるのも興味深いですよね。
ちなみにこうしたデザインは両パークにまだ他にも存在します。そんな所を探してみるパークの楽しみ方も面白いかも…？
