さて、多くのアトラクションやショーとともに、広大な敷地面積を誇る東京ディズニーリゾート。慌てて急いで回るよりも、やっぱりじっくり宿泊して楽しみたいものですよね。
様々な個性とカテゴリーで数あるディズニーリゾート周辺のホテル。しかしながら何かと出費のかさむディズニー旅行ですから、あまり高いホテルも…というのが現状だと思います。
今回はシリーズ記事の5回目。多彩なプランが特徴のディズニーリゾートの6つのオフィシャルホテルを個別に紹介しております。(過去の記事はこちらから。)
筆者が実際に宿泊したレポートを基にそこで感じたこれらのホテルの全体の概要などについてご紹介していきます。今回は「ホテルオークラ東京ベイ」をご紹介します。
落ち着いた静かな大人のホテル。「ホテルオークラ東京ベイ」。
1988年からこの場所で営業を続けているオフィシャルホテル、「ホテルオークラ東京ベイ」(公式サイトはこちら。)。上の写真の様に、リゾートラインのベイサイドステーションのホームや車内からも見えるイルカのスタチューが印象的なホテルです。
【概要】
●開業日:1988年(昭和63年)7月8日
●客室数:427室
●駐車場:230台
●階数:1階-11階
周辺のホテルと比べても比較的小規模で、落ち着いた雰囲気が特徴のホテルです。このオークラの最大の特徴は、リゾートラインのベイサイドステーションが目の前という好立地。
リゾートクルーザー(ミッキーバス)に乗らなくても歩いても十分に行ける距離なので、これも意外にパークとの行き来には結構ありがたいポイントです。
下の写真はそのベイサイドステーションですが、写真左側に小さく写っているのがホテル入口のイルカの像。ご覧のとおり、道路を挟んで目の前が駅ですので移動はバスを使わなくてもかなり楽です。(しかしながら駅入口は駅舎の左右にしかありませんのでご注意を。)
施設の規模としてはオフィシャルホテルの中では小さい方ですが、ホテルや部屋が全体的に落ち着いた静かな雰囲気がある印象です。建物に入ると正面にすぐアイランド型のフロントカウンターがあり、受付も迷うことなくスムースです。
特に隣のシェラトンと比べるとよくわかるとおり、その建物の規模は小さめです。外から見るとわかりにくいのですが、建物が「正方形」の様な形になっており、中央に中庭があります。
そのため、ご覧のとおり、景観的には「パーク側を向いている部屋が非常に少ない」というのも特徴です。「パーク側」と「海側」の他に、隣の「シャラトン側」と現在閉館中の「東京ベイNKホール側」の景観(下の写真)があります。
そのため、部屋が上層階だったとしても、パークの景観がよく見える部屋はかなり少ないので、パークの雰囲気を感じたい方や花火などを気にする方はご注意を。
「泊まってみないとわからない、このホテルの部屋の最大の特徴」としては強力な給水設備があり、「浴室のバスタブのお湯の溜まりが物凄く早い」事。
これはおおげさではなく、お湯を溜め始めてから、ほんの1分程度で浴槽がいっぱいになります。疲れた体にこれはありがたいですね。
また、誰でも無料で入れる「ドルフィンクラブ」(公式サイトはこちら。)という会員制度があり、これに事前に入会しておくと、様々な特典が受けられます。
例えばチェックイン時にソフトドリンクサービス券や、アーリーチェックイン(無料で1時間前にチェックイン)、レイトチェックアウト(無料で1時間チェックアウト延長)、宿泊台帳の記入がサインのみでOK、レストラン割引…など、結構お得です。
こうしたサービスは多くのホテルでも存在しますが、このドルフィンクラブの特徴は「旅行会社経由や旅行サイトのネットでの申込みの場合でも、事前に会員登録しておけば特典が適用」されると言う事。
だいたいこうしたものは直接予約などではないと適用されない事が多いんですが、これはお得です。行かれる予定の方はまず登録しておく事をオススメします。(宿泊料金割引等は直接申し込みの場合のみ適用。)
もちろん継続的に使わなくても会員登録は無料です。無料の割には意外に充実した特典が多いのでオススメです。
こちらのホテルは施設全体や館内施設の規模や中身は、正直申し上げてかなり小規模。滞在してゆっくり楽しめる施設が少なかったり、医薬品の取扱いはありがたいですが、ショップの品揃えも小規模。また、アルコールや軽食などの扱いが無い、又は少ないのがちょっと残念。
しかしながらホテル全体としては、お子さんの利用が少なく、落ち着いて静かな滞在を希望される方にとっては向いているホテルと言えます。
私個人的なこのホテルのイメージとしては、「大人向けの静かで落ち着いたホテル」で、どちらかというと「ホテル滞在重視型」のプランに併せたいホテルなんですが、比較的小規模でもあるので「パーク重視型」でも両方使えると思います。ご自身のプランに併せて利用してみてください。
※この紹介記事は筆者の宿泊時現在の情報を基にしています。施設や料金・サービス内容等は変更又は中止になる場合があります。参考記事としてご利用ください。