年間を通じて様々なイベントがある東京ディズニーリゾート。季節に併せた様々なデザインやデコレーションも魅力ですよね。
そんな中、あるK-POP女性アイドルグループのイメージ画像やプロモーションビデオ(PV)に登場する、「あるロゴ」がSNSを中心に話題になっています。
後日、PVの監督も謝罪することになったこの事件、今回はそんな話題についてご紹介します。
この記事のもくじ
あるアイドルグループのPVの背景が話題に
話題になっているのは下記のツイート。多くの方がご存知の、K-POPアイドルグループの公式ツイートに掲載された画像です。
このロゴのデザインは同アーティストの公式動画サイトの中でも登場しています。
こちらのアーティストが並んでいる後ろ、大きく描かれた「15」と言う画像のデザインに注目が集まっています。
🎪📯🎉#GirlsGeneration #소녀시대#FOREVER1 pic.twitter.com/lMNjs6uEuc
— Girls’ Generation (@GirlsGeneration) August 11, 2022
(追記:上記ツイートは公式アカウントにより削除されました。)下記は掲載時の画像です。(同アカウントより画像を引用しています。)
こちらのデザインがディズニーファンにとっては、「お馴染みのロゴ」の様に見えるのです。
2016年開催の東京ディズニーシー15周年
上の写真は、2016年4月15日から2017年3月17日まで開催された、東京ディズニーシーの15周年スペシャルイベント、『東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”』のエントランスの様子。
この年は、まだコロナウィルスの影響等は全く無く開催されたアニバーサリーイベントです。
15周年のメインショーだった、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」など、ディズニーファンの中でも話題になったイベントがたくさんあった年でした。
年間を通じて様々なイベントがありましたが、共通していたのが、年間を通じてミラコスタ通りのエントランス上に大きなロゴが掲げられてた事。
先程のアーティストのPVなどに見られる「15」の画像が、これに「非常に酷似している」と話題になっています。
意図的なのか偶然なのか?
こちらの「酷似している」とされる画像についてですが、まず、こうしたフォント(字の形)自体については、いくつもある中ですのであまり問題ない様にも感じます。
「一般的に認識された文字」であれば、著作権は実質的には有効ではないと考えられます。
しかし、数字が「ロゴ全体としてデザインされている場合」や、今回は「数字の周囲のデザイン」も合わせて考えると、偶然とは思えない印象があります。
例えば上記の画像の様に、数字だけでなく、「周りの円形のような部分」や、「数字の背後の星形の様な黄色い部分」、「数字の周りの円形の配置」、そして何より全体のデザイン等についても非常によく似ています。
実はかなり細かい意味が隠れていたロゴ
こちらの15周年のロゴですが、実はかなり細かいこだわりが隠れています。
数字右下に小さな隠れミッキーがいるのはすぐおわかりになると思いますが、15の周りには「金色の輪」があります。
ここをよく見ると1〜15の英数字が小さく刻まれています。
そして太陽のマークがある位置がちょうど15を指しているんですね。とても細かなこだわりです。
また、これは想像ではありますが、ロゴの周りにある模様やカラーが「7種類」あり、これは7つの各テーマポートを表している様にも見えます。
更に加えて15の周りにある小さな円が16個なのは、メインショーだった「クリスタルウィッシュジャーニー」で、最後の答えになっていた15周年の先の「未来」を表現していたのかな?…なんて想像もさせてくれます。
こちらのロゴには単なるデザインではなく、そんな様々な意味があったのですね。
今後どうなるのかは見守るだけ
こうしてパークファンだけでなく、ディズニー側としても、意味のある作り込まれたデザイン。
今回のトレースや、いわゆる「パクリ」といった疑惑については、ネット等が発達している現在、すぐに比較され、かなりの高確率で特定されます。
しかしながら、「その権利を侵害された」と主張するのは「そうされた側」のみ。
基本的に著作権は「親告罪」で、これらの権利は著作者からしか告訴などをする事ができません(一部例外あり)。更に海外の事例でもあり、状況はかなり複雑であるとも言えます。
更に多くの方が知る、有名アーティストのPVだからこそ、「まさか…」の驚きがあります。
真偽の程はわかりませんが、こうして比較する事はできますが、実際の所はどうなのかはわかりません。
私達は今後は見守る事しかできませんが、パークファンにとっては、非常に思い入れのあるロゴ。こうした形で別の場所からまた目にするのは少し複雑な気もしますよね。
【2022.8.15 追記】
同PVについて、監督が盗用を認め、謝罪文を掲載しました。詳細は下記をご覧ください。
15周年ロゴの盗用疑惑について、同PVの監督が謝罪。添付の文は下記リンクのTwitter翻訳ほぼそのままです。
…しかし、ファンと関係者に謝罪している様ですが、ディズニーと日本側には全く言葉がないのが…さすがですね💦https://t.co/WvWcKgOi9e https://t.co/RUWOCp5zjd pic.twitter.com/8627dNkic8
— みっこ (@mikko_20100518) August 14, 2022