8月16日。お盆休みの最終日。ディズニー映画「リトル・マーメイド」をテーマにした、ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センスに参加してきたので、その内容をレポートします。
この記事のもくじ
ディズニー・ダイニング・ウィズ・ザ・センスとは?
ダイニング・ウィズ・ザ・センスとは、ディズニーランドホテルでいただく「目隠しをしていただくお食事会」です。
過去、2つのテーマに沿って開催されており、初年度(一昨年)は「美女と野獣」をテーマに、次年度(昨年)は「アラジン」をテーマにしたフルコースを「目隠しをして」いただきます。
私は、昨年初めて参加したのですが、今まで食べていた食事が、いかに「視覚」を頼りにしていただいているのか、知ることができました。
参加方法と参加料金について
チケットは事前に、ローソンチケット(インターネットまたはローソン・ミニストップ店頭「Loppi」)にて予約券を購入することが必要です。
参加料金は、おひとり13,000円(税込 ※通常回とグループ同席回)ですので、決して安いわけではありません。
ですが、フルコースをいただける上に、フリードリンク(アルコールが提供される回はアルコールも)、わくわくするような素敵な演出を経験できるので、お財布が泣きましたが、同行者と一緒に参加しました。
マジカルシェフ登場!
会場は、豪華に東京ディズニーランドホテルの宴会場を貸し切って行われました。
受付を済ませ、控室に案内されました。
控室で、誓約書(例えば、「アイマスクをつけた状態で飲食をしていただくため、エプロンなどはご用意しておりますが、衣服や靴などが汚れてしまう可能性があります」「演出の特性上、事前に料理内容は教えられません。アレルギーに関するリクエストもお受けできかねます」「相席となる可能性があります」「撮影、録音はできません」「キャラクターのグリーティングはありません」などなど、数項目にわたります)にサインをして、しばらくすると……
今回のご案内人マジカルシェフの登場です!
ここでは、このマジカルシェフより、今回のダイニング・ウィズ・ザ・センスの概要を色々ご説明いただきます。
そして、このマジカルシェフがクロッシュ(料理が冷めないようにするカバー)を開くといよいよダイニング・ウィズ・ザ・センスが始まります!
※写真撮影はここまでOKで、希望者はマジカルシェフと記念撮影もできます。
Use Your Imagination!
※ここからは、目隠しをしてからのお話なります。写真撮影もNGのため、皆さまのimaginationでお楽しみください。
※上のお写真は、終了後にフォトスポットで撮影していただきました。
先ほどの誓約書と引き換えに、マジカルシェフの魔法を受け取ることができるアイマスクをいただきます。
アイマスクは、スポンジのような素材で作られており、長さをマジックテープで調整出来るようになっています。
席までの誘導は、ホテルキャストさんに両手を引っ張っていただきます。(その時、ハンドバック等の手荷物があれば、ホテルキャストさんが持って行ってくださります)
もちろん、もうすでに視界は目隠しをされて真っ暗なので、どんなキャストさんに案内されているのか、同行者はどこに行ったのか、まったく分かりません。
聞こえるのは、案内していただいているホテルキャストの方の声と、少しざわついた部屋の中の音、そして、リトル・マーメイドの音楽のみ。
自分の座る席に着くと、キャストの方から、テーブルの角の位置と、椅子の背もたれ、座面を手を取って教えていただき、その位置関係を把握しつつ座ります。
しばらくすると、マジカルシェフの魔法で1皿目のオードブルが!
それを、手づかみでいただきながら、同じテーブルの席の皆さんに自己紹介。気がつくと、私の右隣には20歳を迎えたばかりの若い女性と、右斜め向いには29歳の男性が座っていらっしゃる様でした。
お料理はコース料理なので、前菜、パン、メイン、デザートと全部で11種類のお料理が登場しましたが、どれも、マジカルシェフの魔法によって、いつの間に現れ、食べ終わると、いつの間にかに下げられていて、驚きの連続。
それは、飲み物も同様で、それぞれのお料理に合わせて、乾杯用のスパークリングワインから、白ワイン、赤ワイン、白ワイン?、赤ワイン?(筆者は途中で酔って、何を飲んでいるのか分からなくなりました)と、変わっていっている様でした。
もちろん、ソフトドリンクをオーダーすることもでき、同行者のテーブルでは、アップルジュースが、いつの間にか烏龍茶に変わったり、オレンジジュースに変わったりと、大盛り上がりだったそう。
目隠しをしているので、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませ、一口いただく毎に、同じテーブルの方々と「今、メレンゲの様な物を口にしたけど…」とか「スープは中華風で春雨が入っている?」などなど、食材をキーワードに話題が盛り上がります。
もちろん、今回の案内人であるマジカルシェフも、事あるごとに私たちを盛り上げてくれますし、実際、アリエルやエリック王子は見えませんが、側で楽しそうに会話をしている様子を伺えたり、ひょんな事から、私たちが、海で暮らすセバスチャンやフランダーに、陸の食材について教えてあげる場面もありました。
デザートの時には、ウルっとくる演出もあり、私のアイマスクの下は、かなり危険な状態でした。
最後は、名残惜しいですが、アイマスクをしたまま退場します。
マジカルシェフも、ウォルト・ディズニーの名言を引用して仰っておりましたが、想像力に時代遅れというものはありません。
視覚を遮断され、それ以外の感覚を研ぎ澄ませて、かつ、想像力を膨らませていただくお食事会は、いかに、視覚に頼っていただいていたのかを気づかせてくれるお食事会だったと思います。
退場後は、お食事のサンプルを拝見する事はできますが、写真撮影はNGでした。実際に拝見して、「この食材を食べていたんだ!」と、気づかされる食材、結構ありましたよ。
開催期間は今月末まで!
8/16以降の開催日は、22日(土) 23日(日) 24日(月) 25日(火) 26日(水) 27日(木) 28日(金)の7日間のみとなりますが、この記載日でも、時間によっては、すでに満席となっている回もあります。
昨年は、秋ごろにも開催されましたが、まだ、東京ディズニーリゾートの公式ホームページでは、開催予告が出ておりません。
開催、非開催は判断しかねますが、もし、開催されたら、「また行きたい!」と思うプログラムですので、ご興味ある方は、サイトをこまめにチェックするのもいいかもしれませんね。