多くの種類のアトラクションが存在するディズニーシー。そのタイプは様々ですが、やはり中では絶叫系のアトラクションが人気。しかし中には個性的なアトラクションも存在します。
そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。
今回はアメリカンウォーターフロントにあるアトラクション、「タートル・トーク」についてご紹介します。
ディズニーリゾート唯一の「対話型シアター系」のアトラクション。
【この先にはアトラクションのネタばれ要素が多くあります。ご注意ください】
数あるディズニーシーのアトラクションですが、人気のコースター系、ほのぼのとしたライド系、座ってゆっくり観れるシアター系などの中で、今回ご紹介する「タートル•トーク」は個性的なアトラクション。
大きく分類すればシアター系ですが、ディズニーランドも含めて、他には無い「対話型」と言う珍しいアトラクションです。
主人公は人気のディズニー映画、「ファインディング•ニモ」に登場した亀のクラッシュ。映画の中では脇役の位置付けだったのでご存知ない方も多いかもしれませんが、とてもおしゃべりなのが特徴です。
このアトラクションではそんな彼と、目の前の大きなスクリーンを通じて会話ができます。海外のパークでは正式名称が「Turtle Talk with Crush」になっている所もあります。
このアトラクションがある場所はアメリカンウォーターフロントエリアのシンボルとも言えるSSコロンビア号の船内。ゲストは船最後尾にある海中展望室でクラッシュと会話をします。
会話をするのは観客からランダムに選ばれたゲストと、自ら手を挙げるゲストが指名されるパターンがあり、一回の公演の中では5人程度のゲストがクラッシュと話を出来ます。
所要時間は約12分程度。一度にシアターに入れるゲスト数220名と比較的多めのため、それほど待ち時間は長くならない傾向があります。
平日は15~20分程度、週末は30~50分と言った感じです。入園制限がかかる大混雑日には60分以上になる事もありますが、最大でも80分程度あと思います。
ウエイティングエリアにある細かなこだわりにも注目!
ゲストはまず、コロンビア号後方にあるアトラクション入り口から並び、船内に入ります。最初に入る部屋は「ミュージアム」。ここにはこの舞台となるコロンビア号の建造の歴史や、処女航海の様子などが飾られています。
また、タートルトークで使われる魚類などと話す事のできるマイク、「ハイドロフォン」の説明について書かれた掲示板や新聞記事などがたくさん飾られています。
さらにこの新聞には、同じく同エリアのアトラクション、「タワー・オブ・テラー」に登場する人物などの事についても詳しく書かれていたりと、かなり凝っている部分もあります。
また、この部屋に入って一番奥の壁に飾られているコロンビア号の船内部の様子が描かれている大きな絵(上の写真)の右下には珍しい隠れミッキーならぬ、「隠れグーフィー」が静かに潜んでいます。
さらに別の場所にある、これからゲストが進む海中展望室の様子が描かれた絵の右上には定番の隠れミッキーもちゃんとりますので、待ち時間に探してみてくださいね。
そして列が進むとゲストは次の部屋、「レクチャールーム」に入ります。ここでは部屋前方にあるスクリーンでこれからのシアターの説明や、クラッシュと話をするための「ハイドロフォン」の説明などが行われます。ここではキャストさんの説明がなかなか素晴らしいので、ぜひちゃんと聞いていてくださいね。
その後、船尾にある海底展望室に入ります。レクチャールームの左側前方に改定展望室の入り口があるので、こちらに寄っておくのがおススメです。
海底展望室は傾斜がついているので、後方でも比較的よく見えます。ちなみにスクリーン前方はキッズベンチになっており、座席も小さく低くなっていますのでご注意を。
基本はお子さんだけの席ですが、混雑状況により保護者も一緒に座れる事もあります。場内のアナウンスにご注意を。
ちなみにこの会場左前にはレクチャールームで説明を受けたハイドロフォンの機械がちゃんとスクリーン左脇にあって、ちゃんと「亀」の部分が点灯しているのにもご注目。
ちなみにこのアトラクションでクラッシュと会話をするコツですが、目立った格好や個性的な格好をしていると指名されるケースが多い様です。
クラッシュはゲストの手の事を「ヒレ」と表現したり、着ている洋服を「甲羅」、マフラーを「コンブ」、帽子を「貝殻」や「ホタテ」など、海の産物などに例えて呼びます。
そのため、「そこの頭にホタテをのっけている男性~!」という形が多いので、帽子やマフラー、濃い色の服装をしていると指されやすい傾向があります。指されたい方はご参考に…。
ちなみに、このアトラクションの途中に、クラッシュが海で拾ったと言う、女性のビキニをゲストに見せて、「これはなんだ?」と、男性ゲストに問いかける場面があります。(下の写真)
実はこの場面、非常にレアなケースなんですが、これがビキニではなく、「トイストーリー」に登場する、バズライトイヤーのフィギアを持ってくるという、ケースも存在します。
実は筆者もこれまでたった1回だけ遭遇した事があるのですが、それ以降は出会えていませんし、現在もそのバージョンがあるのかどうかは不明ですが、非常にまれなケースです。
…他のアトラクションにはない、独特の笑いと雰囲気が楽しめる個性的なアトラクション。指名されなくても十分楽しめるのでぜひ一度体験してみてくださいね。
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