現在のパークで欠かすことのできないスマートフォン。特に今は公式アプリで様々な事を行うため、「忘れると何もできなくなる」と言ってもいいかもしれません。
しかし、現在のパーク内は、「スマートフォンの通信状況があまり良くない」と言う部分があります。
そんな中、いざと言うときに困らないようにするための対策をいくつか紹介します。
この記事のもくじ
公式アプリは入園前に開いておく
何度もパークに行かれる方にとっては、既に当たり前の事とも言えますが、現在の東京ディズニーリゾートでは、基本的には「スマートフォンでパスポートを提示する形」となっています。
慣れていない方は、「当日その場で普通にスマートフォンを開けば良いんでしょ?」と思われるかもしれませんが、実際は多くのゲストがそこで一斉にアプリを開く事や、通信状況があまり良くないので、いざ入園しようとしたらなかなかアプリが開かない…と言うケースも良くあります。
更に朝の入園時間帯は多くの方が少しでも早く入園しようと意気込んでいるため、そこで時間がかかると自分だけでなく周りの方にも迷惑が掛かります。
また、気をつけたいのが、久しぶりにインする場合など、しばらくアプリを開いていない状態だと、「アプリのアップデートがある場合」もあり、最悪の場合それが終わらないと入園できないケースもあります。
それを防ぐために、「最低でもパスポートを使用する前日に一度開く」、さらに「当日入園前の30分程度前には最低でも1度開いておくこと」をおすすめします。
「そんなの当たり前だし、やってるけど?」…と言う方も多いと思います。ただ、気を付けたいのがアプリを使い慣れていない、又は使ったことが無い同行者。意外と軽くみている事も多いのでしっかり確認しておきましょう。
また、入園ゲートを通過する数分前にはアプリを起動し、そのまま閉じずにいる方がスムーズに入園できます。
パスポートは事前に印刷しておくと安心
アプリもOKだし、これで入園の準備はOK!…と言いたい所ですが、それでも不安な部分がある入園ゲート。電波状況が不安定でなかなか開かない場合もあります。
そんな不安を確実に解消するお勧めの方法は、上の写真の様に「パスポートをネットで購入した時に送られてくるメールに記載されているQRコード」や、公式サイトのマイページから、「パスポートを印刷しておく」こと。(必ずQRコードが鮮明に写っているか確認を。)
こうする事で、もしアプリが開かないとしても、ゲートで素早くキャストが対応してくれます。
アプリを使用する際に特に気をつけたいのが、「家族やグループの分をまとめてひとりで持っている場合」。当然ですが、その人のアプリが開けなければ、全員入ることができない状況になってしまいます。
せっかく早朝や朝早くから並んでいても、いざそうなってしまったら意味があまりなくなってしまいますので、充分注意したいところですね。
同行者とのLINEもつながらない場合も
パーク内の通信状況が悪くて困るのは、まずはチケット等の読み込みですが、それ以外にも困るのが「LINE等の連絡」。
言うまでもなく、LINEはインターネット回線を使っているので、同じように普段は何気なく送信できるメッセージや画像、もちろんスタンプさえも送信できない場合があります。
また、最近は通常の電話ではなく、無料のLINE通話で電話をし合う方が多いと思いますが、こちらも同様に全くつながらなくなる場合もあります。
そのため通話をする場合は、LINEではなく通常の電話で行うのがベスト。意外と「連絡先がLINEしか知らない」と言う場合も多いですので、「携帯電話の電話番号」をあらかじめ聞いておくといざと言う時に助かります。
「再起動」や「機内モードのオン→オフ」で改善される場合も
これまでお伝えしてきたのは、通信が悪くなる前提で予め行っておくことですが、具体的にアプリが開かない時に試していただきたいのは、「アプリを機内モードで起動する」こと。
こちらの方法は意外と知られていないのですが、余計な通信を切ることによってスムーズに起動することがあります。また、再起動する事でアクセスが一時的に改善される場合もあります。
ただ、情報を事前に読み込ませておく必要があるので、必要な時の直前ではなく、何度かアプリに最新の情報を取り込んでおく必要があります。
ただ、こちらはあくまでアプリを起動し、チケットやプライオリティパス等を表示するだけですので、通信をするためにはあくまでインターネットのつなげる必要があるのでご注意ください。
仲間とは「事前にグループ作成」が必須
また、パーク内の電波状況が非常に悪いため、アプリを開いたり、ネットにつなぐことが非常にストレスとなる場合もあります。
そのため、抽選(エントリー)や、有料のディズニー・プレミアアクセスなどを取得する際もなかなかスムーズに繋がらない事もあります。
そんな中で、その日を一緒に行動するグループや家族、カップルなどがいる場合は「入園前にあらかじめグループを作成しておくこと」が余計なストレスにならないと思います。
抽選やDPAを購入する際、スムーズにいかない事で、希望の時間帯が取れなかったりするケースも考えられますので、その辺も充分注意したいところですね。
携帯の「メッセージ機能」を使う
お伝えしたように、通信状況によってはインターネット回線を使うLINEなどのトークアプリが使えなくなることがあります。
その場合、意外と知られていないのが、SMS(ショートメッセージサービス)、「携帯のメッセージ機能(電話番号でメッセージ送信する機能)」を連絡の手段として使うのも一つの手です。
こちらのSMSは電話網を利用して通信しているため、若干の利用料が発生しますが、インターネット回線ではないので、スムーズにつながる可能性があります。
ただ、混雑時は回線自体が多く使用されているので、すぐ届くかどうかの保証はありませんが、メッセージを伝える1つの手段としてこちらも覚えておくといざという時に助かるかもしれません。
「暇つぶしグッズ」を他にも用意
アプリが使えなくなるのはもちろん困りますが、何より友達や家族と連絡が取れなくなるのが何より困りますよね。
更に困るのが、ショーやパレード、又はアトラクションに並んでいる時などに通信状態が悪いと「スマートフォンがなかなか使えないイライラ」を感じることもありますよね。
一緒に並んでいる友達などとの楽しい会話が弾んでいるうちはいいですが、長時間の待ち時間になると、それもなかなか厳しい時もあります。
そんな時のために、「電波を使わないオフラインでできるスマートフォンなどのゲーム」や、「シンプルに本や小さめの雑誌など」の他に暇つぶしができるグッズを持っていくのもひとつの手です。
「ディズニープラス」や「Amazonプライム」などの有料動画サービスに加入している人は、オフラインで観られる動画を予めダウンロードしておくのも有効ですね。
本来であれば、そうしたものに頼らずにパークをじっくり楽しみたいところですが、混雑しているパークで、さらにスマートフォンがうまく使えないとなると、ストレスもたまるもの。
他に何か暇つぶしできる工夫をしていくといいかもしれません。
連絡手段、待ち合わせ場所を決めておく
なかなか連絡が取れない事もあるパーク内。LINEも電話も通じない、お互いの居場所がわからなくて困った…と言うケース。
そんな時に意外と決めておくと便利なのが、「連絡が付かない時に待ち合わせる場所をあらかじめ決めておく」と言うもの。
普段であれば、ちょっと離れてどこかに寄ってくる、と言う場合でも、LINE等で連絡を取り合ってすぐに合流することが可能でした。
しかし、混雑が激しいパーク内では、そうした通信もなかなかできなくなる場合があります。
そうした時のことを考えて、完全に連絡が取れなくなってしまった場合の待ち合わせ場所をあらかじめ決めるようにしておくといいと思います。
ポイントは「パークの比較的中間地点」で、可能ならばショーやパレード前後の影響を受けにくい場所がベストだと思います。
非常に便利なスマートフォンの通信機能ですが、パーク内ではタイミングによっては本当につながらなくなる時があります。
そうしたケースを避けるために、非常にシンプルで簡単な対策ですが、あらかじめそれらを考えておくといざと言う時に助かります。
…以上、お伝えしてきた園内での通信状態が悪い場合の対策。その便利さに慣れてしまった現代人にとっては、通信がうまくいかなくなると、どうしたらいいかわからなくなる時もあります。
もちろん問題なく通信できる時もあるので、「余計な心配」となる時もあるかもしれません。
ただ、こうした「最低限の決まり事」を家族や仲間で共有しておくと、いざという時に慌てず騒がずに行動できると思いますので、ぜひやってみてくださいね。