東京ディズニーシーで1月6日から期間限定で開始となった「タワー・オブ・テラー:LEVEL13 “シャドウ・オブ・シリキ”」。恒例となった冬から春にかけての期間限定バージョンが今年もパワーアップして帰ってきました!
今回はスリル倍増のスペシャルバージョンの概要と、その他のアトラクションの楽しみ方を改めてご紹介します。
この記事のもくじ
昨年より更に落下回数が増えて予測不可能な動きに!
通常版は3回落下するエレベーターですが、昨年まで開催されていた特別番「LEVEL13」では、4回の落下がありました。
今回のスペシャルバージョンを簡単にお伝えするならば、「大小7回の落下と細かな複雑な動き」という事になります。細かくご紹介すると以下の通り。
(1)最初に到着する部屋で、ハイタワーがシリキの呪いで後方のエレベーターから落とされる。
(2)静かに移動して、「大きな鏡の部屋」で手を振るシーン。
…実はここまではほぼ変わりがありません。しかし、この後から急激な変化が…!
(3)大きな鏡の部屋の後に、2回の中落下を繰り返す。
(4)一気に最上階へ。扉が開いていつもの様に落下するが、下の外が見える部屋までの短い落下。
(5)その後、再度最上階に到着、ここで撮影とともに大落下。
(6)その後、上昇&落下を繰り返い、また最初の部屋が開いてシリキの顔が迫ってくる新しい効果。
(7)また、上昇&落下を繰り返し、最初の位置に。
実際に数えましたが、最終的に7回の落下をすることになります。全体的な動き方としては、通常版より違うのはもちろんの事、昨年までのLEVEL13よりも、だいぶ変わった動きになっています。
通常版に比べると、細かい動きが相当多くなっています。慣れない方は少し注意した方がいいかもしれません。
建物外観やホテル内部はいつもと変わらず。これには理由が…?
昨年までのLEVEL13の時もそうでしたが、今回の特別バージョンでもアトラクションの外観や内部はいつもと同じで変わっていません。
途中でハイタワーの失踪のカギを握る録音を聴く部屋がありますが、ここで最後にステンドグラスにシリキが飛んでいく演出が加えられていますが、これは前回までのLEVEL13と同じ演出です。
その後の秘密の倉庫やエレベーターに乗るまでのキャストの案内や説明も変わりません。せっかくの特別版なのに…?と思うかもしれませんが、実はこれには理由があるんです。
このタワー・オブ・テラーのキャストは、ホテルツアーを開催している「ニューヨーク市保存協会」の職員という設定があります。キャストのコスチュームには、皆「NYCPS」(New York City Preservation Society)の頭文字の入ったワッペンがついています。
ちなみにこのアトラクションの周りに設置されているゴミ箱もこの保存協会が設置したもので、ここにも「NYCPS」のマークが入っています。こんなところも細かいこだわりですよね。
この保存協会の職員は、立場上、「シリキウトゥンドゥの呪いでエレベーターが落下することを知らない」という設定なのです。この協会の主宰者は、呪いを信じていないベアトリス・ローズ・エンディコットという女性。彼女は呪いを信じていないので、職員もその立場を取らざる得ない…という一面があるのかもしれません。
思い出してみると、シリキが消失する場面でも、キャストは蓄音器を回すと部屋からはいなくなり、消失したあとに反対側の扉の奥に再び現れます。これも物語上の演出なのかもしれませんね。
これらの事を考えると、スペシャルバージョンでシリキの呪いがパワーアップしていたとしても、「それを知らないために、外観も内装も変化がない」…という事なのかもしれませんね。…もちろん現実的にはキャストの皆さんは詳しいのでご安心を…(笑)
冬の閑散期は空いている時期だが、2~3月にかけての混雑に注意!
このイベントは例年、「冬の閑散期」に行われます。1月6日の初日こそ、200分近い待ち時間が一時的に出たものの、1月から2月上旬の平日はそれほど待ち時間が伸びないと思われます。特に平日の閉園が早い日にはかなり短くなる事もあります。
ただ、閑散期であっても休日はそれなりの待ち時間が発生されることが予測されます。また、さらに注意したいのが、春休みシーズン。このアトラクションだけでなく春休みは平日でも年間で1番混むといってもいい時期に当たります。
3月20日過ぎの春休み期間には、この「タワー・オブ・テラー」も、例年300分近い待ち時間になる事がこれまで何度か過去にあります。大げさでなくこの春休み期間は相当の混雑になりますので、できればこの時期は避けた方が良いでしょう。ただし、この特別バージョンは3月20日までですのでご注意を!