2021年9月4日は、東京ディズニーシーが20周年を迎えた日。
現在、シーでは20周年アニバーサリーイベントが開催中です。ただ、残念ながらコロナウィルスの影響であまり大きなエンタメができていない部分もあります。
しかし、そんな中でもパーク内にはこの記念すべき「9月4日を感じられる場所」がたくさんあるのです。
今回はちょっとマニアックな「皆さんが知らないパークの中の9月4日」をご紹介します。
この記事のもくじ
2001年9月4日、その産声を上げた東京ディズニーシー
皆さんご承知の通り、2001年9月4日、東京ディズニーシーはグランドオープンを迎えました。
隣接する東京ディズニーシー・ホテルミラコスタとともに、パークとホテルが一体となり、「海」をテーマとした、世界ではじめてのディズニーパーク。
ディズニーランドは「夢と魔法の王国」であるのに対し、シーは「冒険とイマジネーションの海へ」と言う言葉を掲げ、美しい風景や食事、お酒、そして実際の世界の歴史などをモチーフとした、新しいパークが誕生しました。
そんなディズニーシーですが、パーク内に実は「そのオープン月日を表す、9月4日」がいくつか点在しているのです。
今回はそんな、静かに隠れた9月4日をご紹介します。…それでは早速参りましょう。
港町の郵便局にあるカレンダー
まず、わかりやすいのはメディテレーニアンハーバーにあるショップ、「イルポスティーノステーショナリー」。
こちらのショーウインドーには小さな「アンティーク調の日めくりカレンダー」が置かれています。
ここの日付を見ると、「9月4日の木曜日」になっています。お伝えした通り、9月4日はディズニーシーのグランドオープン日。
こんなところにも9月4日が隠れているのですね。
ちなみにこの9月4日は、東京ディズニーランドの発展やシーのオープンを実現した人物、高橋政知氏の誕生日でもあります。
ただ、「海を超える想像力」(株式会社オリエンタルランド代表取締役会長兼CEO:加賀見俊夫氏著)の中では、高橋氏の誕生日とパークオープン日は「偶然そうなっただけで直接の関係は無い」とされています。
しかし、もう少しよく調べてみると興味深いことがわかります。シーのグランドオープンの2001年9月4日は「火曜日」で、この日めくりカレンダーとは曜日が合いません。
しかし、高橋氏の誕生日である、1913年9月4日は、なんと「木曜日」なのです。
表向きは関係無いとしながらも、実はパークの発展に尽力された高橋氏を敬う気持ちが、静かにここで表されているのですね。
ニューヨークの街並みに停まるトラックに書かれた数字
続いては、アメリカンウォーターフロント。
レストラン、「ニューヨーク・デリ」の前あたりに停車しているトラックがあります。
こちらのナンバープレートを見てみると…?「D409」となっています。
一見すると、特に意味がない様に見えますが…?
こちらは想像力も必要ですが、このプレートは「(D)ディズニー(4)シー、9月(オープン)」と、読み取る事もできます。
また逆から読めば、「9月4日にディズニー(シー)がオープン」とも読み取れそうですね。
真偽のほどは定かではありませんが、こんなところにも9月4日に関わる数字が隠れているのですね。
ソアリンの小さな証明書に書かれた日付
続いては2019年7月にオープンした、「ソアリン:ファンタスティックフライト」。
ここは「ファンタスティックフライトミュージアム」と言う、博物館と言う設定です。
建物の中に入ってすぐ右側には当時の博物館オープン記念式典時のテープカットで使われたハサミなどが並んでいます。
ここには式典の案内状やパンフレット等が並んでいるのですが、非常に小さい文字をよく見てみると…実はこの博物館のグランドオープンの日は「1815年9月4日」なのです。
なんと、こんな所にも9月4日が隠れているのですね。誰も気がつかないようなこんな細かい場所なのに、そのこだわりはさすがです。
メダルマシーンの日付と発掘品のメモには…?
続いては、ロストリバーデルタにあるショップ、「ロストリバーアウトフィッター」。
ここには以前メダルマシンがあったのですが、そのメダルマシーンの数字がなかなか凝っていました。
まずは、マシンの横に書かれた文字が、「S-9-4」となっており、シーのオープン日を指していたものと思われます。
また、それだけで無く、上に置かれた木箱には発掘に関わるメモ書きがあり、ここに日付が書かれており、ここにも「9月4日」が書かれていました。
まさかのこんな所にまで、細かなこだわりですよね。
ただ、残念ながらこのメダルマシンは2022年7月15日現在、異なるデザインのものが置かれており、これらは見る事ができなくなってしまいました。
またどこかに登場してくれると良いですね。
ジョーンズ博士の机の上にある新聞の日付が…!
続いては、ロストリバーデルタの「インディージョーンズアドベンチャー」。こちらの入口をを進んでいくと、途中にインディ博士の机があります。
この机の上には、各国語の新聞が並びます。その1番上は、日本語で書かれた「國際ジャーナル」と言う新聞。
スタンバイの列からは、その文字を確認することはかなり難しいのですが、ご注目いただきたいのはその新聞に書かれている「日付」。
こちらも何と「昭和10年9月4日」になっているのです。
こちらの新聞記事自体の中身も非常に興味深いのですが、まさかのこんな所にも、9月4日が隠れているのですね。
…いかがでしたでしょうか?パークに隠れたグランドオープンの記念すべき「9月4日」の日付。
パーク内にはここだけでなく、他にも9月4日が示された場所があるかもしれません。
パーク内のこうした日付などについては、「何かの意味が含まれている」と言う場合がほとんど。
普通にパークを楽しんでるとなかなか見つけられないこだわりですが、そんな所もぜひ探してみてくださいね。