多くの個性的なアトラクションがあるディズニーランド。乗り物に乗って進むものが多いですが、中には自分で歩いて回るウォークスルータイプのものも存在します。自分の好きな時間やタイミングで進めるのもじっくり楽しめるポイントです。
そんな中、知っているとちょっとだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。
今回はちょっと体力も必要?アドベンチャーランドにある「スイスファミリー・ツリーハウス」について、ご紹介します。
ウォークスルー型のアトラクション。サバイバル生活の参考になる?
「スイスファミリー・ツリーハウス」はアドベンチャーランドにあるアトラクションで、その名の通り、ツリーハウス(木の上に作られた家)を探検するウォークスルータイプです。
舞台は1960年に公開されたディズニー映画「スイスファミリー・ロビンソン」。この物語をもとに、ロビンソン一家が暮らした「大きな木の家」を再現したものです。
物語を簡単に説明すると、彼らは妻と3人の息子達と、スイスから「リカバリー号」という帆船に乗り、ニューギニアを目指していました。
しかし、途中で遭遇した海賊に負われている途中に嵐に巻き込まれ、無人島に漂着。船は修復不可能なくらいに壊れてしまったため、ここでの生活を決意した…というものです。
その無人島にある彼らが暮らす大きな木の上には船の廃材で作った様々な家具やキッチン、ハンモックなど工夫に溢れた仕組みや様子はじっくり観察するとかなり良くできており、サバイバル生活の参考になりそうなものが多くあります。
1993年7月に、東京ディズニーランドの開園10周年の「10個のマジック」の一つとして公開された同アトラクション。展望台の様な施設でもあり、特に男の子に人気のアトラクションとなっています。
常に待ち時間は「0」だけど…ちょっとだけ体力も必要なアトラクション。
こちらのアトラクションは、エレベーターやスロープなどは無く、基本的に全て階段で登るので、車椅子やベビーカーの利用はできません。
また、自由に動いて回れるものですが、進路は一方通行なので、途中で降りること等はできませんので小さなお子さんや足腰の弱い方はご注意を。
ゲストは特に順番を区切って進むものでは無く、自由に歩いて進みます。コースは決められたルートを進んで頂上まで登って降りてくるというものです。
アスレチックの様なものではなく、生活の様子を見て回るという感じですが、ここからしか見られない風景はなかなか楽しめます。
ご覧の様に、大きな枝や葉があるのでショーやパレードはほとんど見えませんがパーク内を一望できる唯一のポイントとも言えます。夜の風景もオススメです。
また、一見誰でもOKの施設に見えますが、危険防止の為、「7歳未満の幼児は保護者の同伴が必要」となっています。小学生の子どもだけでは入れない場合もありますのでご注意を。
高さは約19メートルあり、公式サイト上の所要時間は「約8分30秒」となっておりますが、ゆっくりじっくり時間をかけて回る方が楽しいです。
待ち時間は常にほぼ「0」。通常の週末はもちろん、入園制限がかかる大混雑時でも待ち時間はありません。ただ、年末年始の特別営業期間には元旦にこの上から初日の出を見ようとするゲストが多い事もあるそうです。
また、ディズニーランド内ではゲストが登れる唯一の高台であるため、花火の時間帯には若干混雑する事もあります。ただ、視界はそれほどいいところではないので、あまりオススメはできないかも…。
また、積雪後や強風時などには安全の為、クローズする場合もありますのでご注意を。
…規模的には決して大きくないアトラクションですが、小さな雑学やこだわりも多くあります。次回はそれらについてご紹介します。