多くの種類のアトラクションが存在するディズニーシー。そのタイプは様々ですが、やはり中では絶叫系のアトラクションが人気です。ただ、その種類も様々。
そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。
今回はディズニーシーらしい独特のエリアであるポートディスカバリーにあるアトラクション、「ストームライダー」ついてご紹介します。
この記事のもくじ
「飛行型気象観測ラボ」に乗ってストームを消滅させるミッションに参加!
広大なディズニーシーの敷地の中で比較的小さなエリアであるポートディスカバリー。そのエリアの中において、大きく存在感を見せるのがこの「ストームライダー」。
大きな屋根や近未来的なデザインが特徴の建物が目を引きます。このアトラクションは気象コントロールセンターが開発したミサイルの様な「ストームディフューザー」を、ストーム(嵐)の中心で爆発させ、ストームをなんと消滅させることができるという画期的なものです。
巨大なストームを消滅させるため、気象コントロールセンター(Center of Weather Control)はストームライダー1・2号機を発進、ストームを消滅させるミッションへ向かいます。
しかも今はまさに史上最大とも言えるストームがまさに接近しています。そんな中、ゲストは飛行型気象観測ラボ、「ストームライダー」に乗り、ストームの中心へと向かっていきます。
ゲストの皆さんには影響の無い安全のミッションなのですが、ストーライダーが発射したストームディフューザーに雷が直撃し、制御不能になってしまいます。
こちらは映像とライドの動きが連動する、フライトシュミレーター形式のアトラクションで、激しい動きを伴います。所要時間は全部で約14分ありますが、メインのライドに乗車している時間は5分30秒となります。
定員は一回で122名が乗車可能で、そのライドが2台あります。そのため待ち時間は全体的に短め。普段の平日は10分程度、週末でも30分前後で乗れる事が多いです。
入園制限クラスの大混雑日には60分以上になる事もありますが、回転率がいいため、それほど長くなる事はあまりありません。
フライトシュミレーターの発展系。細かな演出にもご注目!
このストームライダーは映像と揺れによる疑似体験アトラクションです。同様のタイプのアトラクションとしては、ディズニーランドの「スターツアーズ」などがありますが、比較的新しいストームライダーは演出も細かくなっています。
ライドの揺れの大きさとしてはそれほど大きくはありませんが、例えば前方のスクリーンだけでなく、横にある丸い窓。ここにも正面の映像に連動して映像が流れていきます。
注目していないとなかなかわからないですが、現在のシーンとちゃんと連動した景色が流れるため、実際に飛行機に乗っているような臨場感があります。
また、途中で刺さってしまう、「ストームディフューザー」やスモークや水の演出など、映像と実際の視覚的・感覚的効果が特徴のアトラクションです。
その他の細かなトリビア・攻略法など
前述のとおり、このアトラクションは一度の入場可能ゲスト数が多いため、ファストパス対応アトラクションでありながら、待ち時間は短めです。
また、一台に122名が乗車可能で、さらにそれが二台あるのでかなり進みが速いです。そのため、平日や週末であってもゲストの少ない時期にはファストパスを朝から発券していない事が多くあります。
また、さらに空いている時期はもともと1台しか稼動させていない日もあるくらいです。…これらはもちろん混雑具合にもよりますが、「ファストパスは無理に取らなくてもいいアトラクション」だと思います。
言うまでもなく、ファストパスは一度発券してしまうと、次の発券は基本的に約二時間後(例外もあります)でないと発券できません。待ち時間の少ないこちらのアトラクションですから、うまく利用しましょう。
ここでちょっと施設の外ですが、雑学をひとつ。このストームライダーですが、夜間でも飛行する事があります。もちろん実際に飛ぶわけではありませんが、それを示すものがこの近くにあります。
それはアクアトピアの乗り場正面から右側方向を見た奥にある場所。ここには周囲をポールで囲まれた円形の「丸いモノ」があります。
こちらは一見、単なるベンチやオブジェの様な雰囲気もありますが、実は夜だけ必要となる、重要な役割を持っています。写真だとわかりにくいのですが、この円形状の上部からは、上空に向かって「光のスジ」が伸びているのがわかります。
これは、実は「ストームライダーが夜間飛行から帰ってくる時の目印となる光」なのです。いわゆる「灯台」の役割を持っています。前述のとおり、ストームライダーはストームを消滅させるもの。
当然悪天候や夜間の視界が悪い中でも出動します。そのため、この帰りの道しるべとしてここにこんなものがあるんですね。もちろん最新鋭の飛行機ですから、これがなくてもちゃんと帰れるとは思いますが。
この場所はエリアの奥で、かなりわかりにくい場所にあります。しかも夜限定で、ちょっとわかりにくい光なので、むしろ曇りや雨の夜の方が見やすいかもしれません(^_^)お暇な方は見つけて見てくださいね。
ちなみに少しでも早く乗り終えられる小さな雑学をひとつ。アトラクションに入る時に建物入口で「左右の乗り場」に分かれます。この時は自分でどちらに入るかを洗濯できるのですが、この時は向かって「右」の扉をおすすめします。
これはゲストが乗るライドは二台あるのですが、アトラクション終了後に出口からすぐ通路にでて移動できるのが右側だからです。左側の場合はぐるっと大回りする必要があります。
ちなみにこのアトラクション内は写真撮影が禁止となっているので場内の詳しい画像を載せる事ができないのですが、建物に入ってすぐにある部屋、「ミッションコントロールルーム」の目の前には大きな丸型のレーダースクリーンがあります。
このスクリーンに写される映像は動いていて、これからゲストが体験する巨大なストームが実際に迫ってきている様子がわかります。スクリーンには風速70m、気圧は925hPaと、かなり大きなものである事がわかります。
また、ライドに乗車し、出発して間もなく、空調を飛んでいる巨大な船がありますが、この船体には「TDS01」という言葉が刻まれています。これは東京ディズニーシー(TDS)のグランドオープンが2001年ですので、これを指しているものです。
ファストパス対応アトラクションの中では比較的マイナーな部類に属するとも言えるこのアトラクションですが、こういたこだわりは多く存在します。乗られる時はぜひ探してみてくださいね。