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個性的で様々なアトラクションが存在するディズニーランド。そんな中、やはり、「三大マウンテン」に代表する様に、スリルライド系アトラクション人気は安定しています。
中でもただスリルがあるだけでなく、アトラクションの独特の物語やこだわりがあるのが楽しいものも多く存在します。そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。
個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。今回は前回に続き、人気アトラクション、「スプラッシュ・マウンテン」の雑学などについてご紹介します。
酒の蒸留器の大爆発によって生まれたスプラッシュマウンテン。
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アトラクションのスタンバイに並び、しばらく洞窟の様な中を進むと進行方向右側にいる、ふくろうがゲストに語りかけてきます。時々眠ってしまう事もありますが、このふくろうはスプラッシュマウンテンができた経緯について語ってくれます。
このスプラッシュマウンテンは、その昔、クリッター達に「チカピンヒル」と呼ばれていました。そんなある日、ここで酒の密造をしている、慌てもののアライぐまのラケッティーが、酒を蒸留をしている時に、誤って蒸留器を大爆発させてしまいます。
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そして建築家の「ビーバーブラザーズ」が川をせきとめて作ったダムが崩壊してしまいました。作って間もないそのダムは吹っ飛び、放流されたダムの水は一気に流れ込み、チカピンヒルの山には大洪水が起こってしまったのです。それ以来、クリッターたちはこの山を、「スプラッシュマウンテン」に呼ぶようになった…という物語です。
ちなみにその張本人のアライぐまのラケッティーは現在は密造酒の製造から足を洗い、アトラクション出口右側にあるカウンタータイプの「ラケッティのラクーンサルーン」で軽食とソフトドリンクを売っています。
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…と、ここまではネット上などにもよく出ている話でご存知の方も多いと思いますが、もう少し掘り下げるとこんな話もあります。…このラケッティの蒸留装置は、実はアトラクションの中に現在も静かに置かれています。
それはアトラクションの終盤、乗り場に戻ってくる時、最後に緩やかな右カーブがありますが、このおり場に到着する少し手前、進行方向左側に置かれています。思ったよりも小さいので注意していないとわからないくらいのものです。
また、この「チカピンヒル」(chick a pin hill)は「にわとりの頭の様な丘」という意味があります。なるほど、確かにアトラクション上部はそんな感じに見えますよね。
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また、かなりマイナーなお話ですが、さらに、この「chick a pin hill」は「chinquapin」(チンカピン)と言う、米国産のブナ科の常緑樹(画像検索の結果はこちら。)の発音とほぼ同じであり、実は「英語のダジャレ」になっているんですね。日本語だとなかなか気がつかないこだわりですね。
…この物語の内容を簡単にご紹介します。…主人公であるブレア・ラビットは「笑いの国」という場所があるという話を聞き、早速旅に出かけました。しかし、彼を狙うウサギが大好物の「ブレア・ベア」と「ブレア・フォックス」が現れます。彼らは様々な罠を仕掛け、ブレアラビットをつけ狙います。
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そんな彼らの追跡をあざ笑うかの様にかわすラビットですが、ついに彼らに捕まります。ラビットは食べられる事を恐れて、「絶対にいばらの茂みには投げ込まないでくれ!」と言いますが、2匹はいばらの茂みに投げ込んでしまいます。
しかし、そのラビットが投げ込まれた茂みの中は、実は自分が住んでいたる国。ラビットは2匹をうまく騙して茂みに投げ込ませたのです。そしてラビットは自分が求めていた「笑いの国」は、まさに自分が住んでいたこの場所である事を知るのです。家に戻ったブレア・ラビットは幸せに暮らした…というストーリーです。
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アトラクションのスペックとしては、コース全長は約850メートルとかなり長め。世界のディズニーパークのスプラッシュマウンテンの中では最長を誇ります。また、アトラクション自体の高さも約30.3メートルで、こちらも世界のディズニーパークのスプラッシュマウンテンの中で最も高いんです。アトラクション内にあるオーディオアニマトロニクスは約70体、ゲストが乗るライドの数は約90隻あります。
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また、他のアトラクションに無いこのスプラッシュマウンテンの特徴としては、滝壺に落ちる瞬間の写真を「スプラッシュダウンフォト」購入することができます。ここで文字どおり?小さな雑学を。…アトラクション出口から出るとすぐ前にこのショップがあります。
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写真を購入しない場合は基本的には用事はない場所ですが、この小さな建物の上にはある「小さな虫」がいる事をご存知でしょうか。この虫の名前は「フィニアス・ファイアーフライ」。彼のニックネームは「シャッターバグ」です。
これはホタルなんですが、実はこのお店の経営者が彼なんです。ホタルだけに自分のお尻の光をフラッシュにして、あの落下の写真を撮ってくれている…という事なんです。ちなみに彼の住処はこのショップの屋根。よく見ると、彼の後ろには「IN」「OUT」と書かれ、家の出入り口があります。
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また、それだけでなく、このショップの後ろ側に回ってみてください。小さくて肉眼で確認できるかどうか…という細かさですが、家の裏にバルコニーがあって、ここにはハシゴと天体望遠鏡が置いてあります。
また現在(2013/1現在)は修繕中なのか無くなってしまったのかはわかりませんが、このショップの屋根にある風見鶏は彼らしく、古いタイプのカメラとなぜか「蠅たたき」を組み合わせたデザインになっているという凝りよう。これらは見ようと思わないとなかなか気がつかないこだわりです。ぜひ探してみてくださいね。
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