幅広い年齢層が楽しめる東京ディズニーランド・シーですが、ショーやアトラクションはどうしても長い時間待つ必要があります。
特に人気のコースター系アトラクションでは、通常の週末なら1~2時間程度待つのはごく当たり前。入園制限クラスの大混雑時になると、大げさではなく、本当に3~4時間程度の待ち時間になる事も珍しくありません。
そんな中でも、やはりできるだけたくさんアトラクションに乗りたいものですがそう簡単にはいきません。しかしながら、ファストパスでもガイドツアーでも無く、非常に短い時間で乗れる方法もあります。
さて、その方法とは…?
実はカンタン!シングルライダーの利用法
非常に短い時間でアトラクションが利用できる方法、それは「シングルライダー」という制度。ここではその傾向や上手な利用方法などについてご紹介します。
非常に便利な仕組みでありながら、意外とその認知度の低い「シングルライダー(以下、「SR」と標記)」。これは簡単に言ってしまえば一人分の空席が出来てしまった時に「相席」させてもらう仕組み。
例えば「横に2人乗りの構成のライド」に、3人や5人の奇数グループや家族のゲストで乗る時、1つ空席ができますが、ここに乗せてもらえるという制度です。
ただ、全てのアトラクションにあるわけではなく、現在(2019年2月現在)では、この制度はディズニーランドでは「スプラッシュマウンテン」、ディズニーシーでは「レイジングスピリッツ」と「インディージョーンズアドベンチャー」で実施されています。
この仕組みですが、うまく利用すればの人気の大混雑のアトラクションでも10分程度で乗れてしまう事も多くあります。
ご存じない方のために説明しますと、利用方法はいたって簡単。対象アトラクションの入り口付近にいるキャストに「シングルライダーをお願いします」と言うだけです。
その旨を伝えるとスタンバイやファストパスの列とは別の「専用のシングルライダー列」または、「ファストパス列」に案内され、そのままアトラクション入り口近くまで進みます。(案内される列は変わる事もあります。)
ただ、インディージョーンズについては最初にファストパスの列をしばらく進み、途中でキャストに「シングルライダーを利用であること」を伝えてから別ルートに案内される部分もあり、アトラクション毎に若干の違いがあります。
このシングルライダーは専用列(又はファストパス列)を進むと、アトラクションのスタンバイの直前まで進むことができます。後はキャストの指示に従って、空いている席に誘導してもらえます。
上の写真はレイジングスピリッツの例。同アトラクションは最初から最後まで、ほぼ専用レーンを進むため、乗り場まではかなり早く進めます。
シングルライダーのメリットとデメリット
このSRは特にパークが混雑している時ほど有効です。アトラクションが2~3時間待ち程度の大混雑の場合でも、うまくいけば10分程度で乗れてしまうこともあります。(時間はかなり差異があります。)
また、基本的にSRはほとんどの時間実施中で、いつでも好きな時に利用が可能です。但し、「空いている時期」や「朝の運営開始直後」などは実施していない場合もあります。これは公式サイトの携帯ページなどには表示がされないので、直接アトラクション入口で確認する必要があります。
このように短時間で乗れるのは大きな魅力ですが、当然の事ですが、カップルや家族、グループで利用した場合、「仲間がすべてバラバラに乗車する」という事になります。特にスプラッシュやインディージョーンズでは写真の撮影がありますので、当然他のゲストと一緒に写ります。
ただ、やはりメリットとしてはかなりの時間の節約になる事。SRであっても、その列に並んでいる間は当然グループや家族で一緒に移動しますので、普通にスタンバイ列で待っているのとほぼ同じ状態です。
ただ乗るときだけバラバラになるという事ですので、効率的にアトラクションに乗るにはオススメの方法です。ただ、このSRはいつでも空いていると言う訳ではなく、いくつか注意が必要な場合もあります。
次回はその注意点と、各アトラクションごとのSRの注意点などについてご紹介します。