東京ディズニーリゾートの2つのパークの中にあるアトラクションの中には、乗車中に写真撮影がある3つのアトラクションがあります。
自分ではまず撮る事が無理な乗車中の写真。落下の瞬間などの驚いてたり、笑ったりしている写真は自身のお土産としても貴重ですよね。
ただ、このライドショットに関しては、うまく撮影ができない場合等もあります。その際に表示される貴重な画面や、撮影をされる際の注意事項等についてご紹介します。
この記事のもくじ
ライドショットがある3つのアトラクションのそれぞれの特徴
ライドショットが対象のアトラクションの特徴について順番にご紹介。まずは「スプラッシュ・マウンテン」。
3つのアトラクションの中では、一番撮影のタイミングが確認しにくいアトラクションといえます。
カメラの位置は進行方向の右側、撮影のタイミングは、最上部から落下が始まってから、「約2秒後位」と考えていいと思います。
右側にいくつか見えるレンズの様な物がありますが、その中の上にある石で囲まれたような部分がカメラです。
気をつけたいのは、落下の時に手を大きく上にあげてしまうと、後の座席の人の顔にかぶってしまうことが非常に多いアトラクションでもあります。
テンションが上がると、気持ちはわからなくもないですが、ここでは手を上に上げないように気をつけましょう。
タイミングはわかりやすいがカメラ位置が確認できないインディ
続いてはディズニーシーの「インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」。こちらのアトラクションは乗車の後半、インディ博士が上からロープでぶら下がっている場面があります。
この時、正面に「大きな丸い石」が見え、ゲストの乗るジープがいったん後ろに下がります。
これが合図。後ろに下がった直後、下に落下する時が撮影ポイントなのですが、スプラッシュと違ってカメラの向きは「左側」。
しかも、ここは真っ暗闇の中にカメラがあるので、カメラの位置を確認するのはちょっと難しいです。
ジープが下がって、落下する時の、「やや左上方向」を見ているとちょうどいいでしょう。
このインディはカメラの位置がスプラッシュより近いので、最前列に乗る事ができれば、意外に大きく写真に映ります。
カメラ位置はわかるけど、タイミングが難しいタワー・オブ・テラー
続いては「タワー・オブ・テラー」。ライドショットの中で、唯一真正面から撮影されるアトラクションです。
こちらはカメラ位置はわかりやすいのですが、撮影のタイミングがちょっとわかりにくいので、どのタイミングで撮影されたかわからないという方も多いと思います。
撮影されるのはエレベーターが最上階に到着し、窓が開いて外が見えます。そしてその「落下する直前」です。カメラは窓の正面上、真ん中にあります。
ちなみに冬から春に開催される特別版、「LEVEL13」の時のタイミングは異なりますのでご注意を。
ちなみに2016年度版では、最上階に到着し、窓が開いて一度ガクンと短く落下、その後、再び上に戻ってから、「落下する直前に撮影」でした。
貴重だけど見たくはない?撮影できない場合の珍しい画面
これらの3つのライドショットがあるアトラクション。アトラクション体験後、出口付近のモニターに表示された写真を見ながら確認し、欲しければ購入する事ができます。
そんなこの画像が表示される写真モニターですが、ごくまれに、「撮影ができなかった旨を伝える画面になること」があります。
これはもちろん機器の不具合による場合もありますが、例えば、公序良俗に反する服装やポーズなどをしてしまった場合になる事もあります。
具体的にどういった場合にそうなるのかについては、特に公式には公開されておりませんが、例えば「上半身裸になってしまった」という場合や、「立ち上がるなどの危険な行為」、「望ましくないポーズ」などをした場合だと考えられます。
また、2021年以降、新型コロナウイルス感染予防の観点から、「マスクをしない状態で写真に写った場合」も同様になっています。
こうした場合は、それぞれのアトラクションの雰囲気にあった表示がされ、その写真は残念ながら購入する事ができません。
こうした行動は同乗者に迷惑がかかるだけでなく、せっかく長い時間並んで購入しようと思っていた他の方にも迷惑ですので気をつけたいところです。
それぞれの画面を公開!なかなか見られない貴重なショット?
このライドショットの写真ですが、撮影ができなかった際に表示されるモニターの画面をここでご紹介。
それぞれ3つのアトラクションの全てのパターンをご紹介します。ちなみにこの3つの写真は、なかなか通常では遭遇する事がなく、筆者も長年通って、やっと全て集めた貴重とも言える3枚です。
できれば見たくない写真…と言う事になりますが、実はそれぞれの表示にはアトラクションに沿ったこだわりがあります。
まず、「スプラッシュ・マウンテン」ではご覧の様に「虫の様な動物のような人物が撮影に失敗して、困った顔」をしている表示になります。
この動物は、「虫」。これは「シャッターバグ」と言われる、ホタルのキャラクターです。以前にこちらの記事でもご紹介しましたが、このスプラッシュ・マウンテンのライドショットは、このホタルである「フィニアスファイヤーフライ」が撮影していると言う物語があります。
そのため、「彼が撮影に失敗してしまって申し訳ない…」という画像になっているのですね。
彼の姿はアトラクションを出た先、写真を購入するカウンター「スプラッシュダウンフォト」の建物の上の方にもいますので確認してみてくださいね。
続いては「インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」。こちらの表示はご覧の通り、「ごめんねアミーゴ、取りそこなっちゃった!」と、非常に「軽いノリ」の表示がされています。
ゲストに対して、ずいぶん軽い感じだなぁ…と思うかもしれませんが、これにもちゃんと理由もあります。
そもそもこのインディにゲストが参加するのは、インディージョーンズ博士の助手である「パコ(アトラクション乗車前に注意事項を説明してくれる映像に登場)」が、博士に無断で勝手に企画した探検ツアーに参加するという物語があります。
そのため、この写真を販売している所でも、裏ではきっと彼が糸を引いて行われている可能性があります。
だから陽気な彼らしく、失敗したのに、きっとこんな軽いノリなのでしょうね。こんな所にもアトラクションの物語が反映されているのは驚きです。
そして最後に「タワー・オブ・テラー」。こちらの表示は普通に「申し訳ございません。撮影することができませんでした。」と言う、スタンダードな表示になっています。
一見何の変哲もない画面ではありますが、その文字の背景をよく見ると「何かのマーク」が浮かんでいます。
これはこのホテルのツアーを企画している「ニューヨーク市保存協会」のマーク。このアトラクションキャストの胸についているマークや、建物周辺にあるゴミ箱等にもついているマークと同じものです。
このツアーの中では、同協会が「写真撮影があります」と言う物語にもなっており、そのため失敗した場合もこの「保存協会が正式に謝っていると言う形」になっているのですね。
販売はされないけれどもう一つのライドショットがある?
これまでご紹介した3つのアトラクションではアトラクションのお楽しみとしての写真撮影があり、最後にその写真を希望に応じて購入することができます。
ただ、それ以外にも「自分たちが乗車しているシーンを撮影してくれるアトラクション」があります。
それはディズニーランドの「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」。こちらのアトラクションは最後の出口に近づく少し手前、進行方向右側にマイクとサリー、そしてブーが抱き合っているシーンがあります。
そしてその後、左側の事務所の手前に、「書類等が積まれた場所」がありますが、実はこの書類などの中にカメラが仕組まれており、ゲストにほぼわからないタイミングで撮影が行われます。
そしてこの写真がゲストがライドを下車した後、少し進んだ「左側のモニター」に短時間だけ、表示されます。
ただ、この写真はゲストが購入することはできず、そのわずかな時間だけモニターに表示されて終わってしまいます。
この写真は購入する事はできませんが、ライドを下車したら、すぐにカメラやスマホを取り出して準備しておけば、このモニターに表示された写真を撮影する事が可能です。
また、その先にあるショップ、「モンスターズ・インク・カンパニーストア」の中央のレジカウンター上部にあるモニターにも表示される事がありますので、ライドの下車後はこちらのモニターにも注目しているといいでしょう。
詳しくは以前ご紹介したこちらのアトラクションガイドでも触れていますので確認してみてください。
パークの思い出や楽しい瞬間を切り取ってくれるこのライドショット。二度と撮れない「この時、この瞬間」を詰め込んでくれる思い出にいかがでしょうか?
(※新型コロナウイルス感染予防対策の為、2019年以降、撮影を中止しているアトラクションもあります。最新情報は公式サイトでご確認ください。)