
さて、パークの楽しみと言えばアトラクションやショー・パレードなど様々ありますが、誰もが必ず行う欠かせない「食事」。ほとんどの方がだいたい二回、場合によってはパーク内で三食する方もいるでしょう。言うまでもなく、ディズニーランド・シーには多彩なレストランが存在します。
メニューや提供方法、価格などもそれぞれ大きく異なります。目的や楽しみ方に併せたプランを予め立てて置く事が重要です。パークの楽しみの一つでもある食事ですが、やはり計画的に、がポイントですが、ちょっと視点を変えてみるのも効率的です。
今回はそんなパークの「食事」事情について触れてみます。
この記事のもくじ
食事の鉄則!「遅め」では意味は無い。必ず「早め」で!

多くのゲストが訪れるディズニーリゾート。アトラクションやショーを楽しむ時間はみんなバラバラでも、不思議なもので、食事時間はみんなほぼ一緒。
今までかなりパークに通った私ですが、どうしてもお昼は12時過ぎ、夜は6時くらいが混雑のピークです。人気のレストランは混雑時は1時間近く待つのも珍しくない場合もあります。
ちなみに上の写真は混雑時のディズニーシー「ユカタンベースキャンプグリル」のレジ前の様子。こうなると食事を買うのに並び、座席もなかなか見つからない…という事になり、時間も浪費します。それを避けるためにはやはり「早めの食事」がポイントです。
混雑のピークをずらす…という意味では「遅めの食事」でもいいんじゃないの?という考え方もありますが、これは実は大失敗の作戦。
現実的に食事時間をピークの「後」にずらしても、それまで並んでいた人や既に食事中の方が結局動かないため、しばらく混雑が収まらない状態になります。この様に食事の時間は「早めないとほとんど意味がない」と思ってください。
それでは具体的に食事を早める時間帯は?

混雑のピークを避けて早めの食事をする事は述べましたが、それでは具体的にはどれくらい早めればいいのか?…筆者が8年ほど通って感じたパークの傾向としては、レストランの混雑具合のだいたいの推移は下記のとおりです。
10:00 ほぼ貸切状態。席は自由に選べる。(開いていないレストランもあり。)
10:30 ゲストは店内にまばら。混雑日にはオススメの時間。
11:00 席はなんとか空いているが、徐々に増え始める。最低でもこの時間で。
11:30 徐々に混雑。空いている席はあまりない。席は選べない程度。
12:00 かなり混んでくる時間。注文列が伸び始める。
12:30 一番混む時間。店外に列ができ、キャストに整理されるレストランも。
13:00 さほどゲストは減らない。座席はなかなか空かない。
13:30 若干減り始めるが、並んでいたゲストが残るため、さほど空かない。
…といった感じかと思います。あくまでだいたいのイメージなので参考程度にしていただきたいのですが、私のオススメする時間は「10:30前後」の時間です。
一般的には少し早い時間ですが、パークに朝早くから来ていれば実はさほど抵抗無くお腹も空いている時間だったりいたします。
この時間であれば、入園制限クラスの大混雑日でも確実にまだどのレストランも空いています。混雑日であればあるほど食事の時間は早めるのが鉄則です。…ただ、レストランによって営業開始時間が異なりますのでご注意を!
予約でいっぱい、当日予約もできなかった人気レストランも待たずに入れる時間帯!

さて、上記で触れたようにできれば10:30くらいにお昼の食事をしてしまうのが混雑しない一番効率的な方法。空いている時期であればそこまで早めなくても大丈夫ですが、食事を待つだけで時間を使うのは体力的にも時間的にもだいぶ無駄ができます。
やっぱり食事はいい時間に食べたいものですが、みんな考え方は同じ。アトラクションの混雑は自分で調節できませんが、食事の混雑はピークさえ外せば自分で調節が可能です。アトラクションで待つのは仕方がないですが、この食事時間を有効に使いましょう。
この時間を早める効果はこれだけではなく、プライオリティシーティングで既にどの時間も予約で埋まっている様な人気のレストランでもほぼ待ち無しで入れるという利点があります。
例えばわかりやすい例をあげると、先日利用したディズニーシーの「セイリングディブッフェ」。10:30の時点で入口のキャストさんに確認すると、予想通り既に全ての時間のプライオリティシーティングは受付終了。
しかし、この時間であれば待ち時間無しで入店が可能でした。これはプライオリティの枠と、スタンバイの枠が違うため。そして店内で食事をして約90分後、12:00過ぎの時点では店舗外側には長い列が…といった感じです。
このプライオリティシーティングはネットや電話で事前予約が可能ですが、すぐにほとんどの時間帯が埋まり、当日朝の入口の受付もすぐに終了してしまう傾向があります。しかしながら、この時間帯であれば事前予約も不要で、急がずに&待たずにすぐに入れる場合が多いんです。
事前予約や当日受付で、お目当てのレストランが取れなかった場合はこの方法もオススメです。
それでは、節約&時間を有効に使える食事の方法について説明いたします。
スナック類で済ませるのも食事時の大混雑を避ける方法!

何かと時間のかかるパークでの食事。並んで座席を捜して食べて…となると、意外に時間を使います。ここで、時間を有効に使いたいのならば、ショーやパレードの待ち時間にスナック系のもので食事にするという方法。これが金額的にも安上がりで、待ち時間も潰せますし、ひとつの方法です。
例えばディズニーランドの「スペースプレース・フードポート」で売っているラップサンドや、ディズニーシーの「リフレッシュメント・ステーション」で販売しているギョウザドックなどは意外にその量も多く、女性や小食な方は食事代わりにもなるボリュームです。(期間によっては休止又はメニュー変更する場合もありますので確認してください。)
これなら待ち時間も潰せるし、時間も有効に使えていい方法です。…ただ、パークの施設内では飲食禁止の所も多いので、アトラクションなどに並ぶ時は要注意です。
また、「パーク内の食事は高いしもったいない!持参したお弁当や途中で買ってきたものを食べる」…というのも方法のひとつ…と言いたい所ですが、TDRではこうした弁当なども持ち込みは禁止されています。
これは単純にパーク内での出費を促すものであるのは確かですが、もうひとつの大きな理由として、仮に食中毒等が発生した場合に、パーク内の食事が原因なのか、ゲストが持参した食物が原因なのかの因果関係が判別しにくくなるという理由もあると思われます。こうした状況も考えて、極力食べ物の持込はしないようにしましょう。

思い切ってイクスピアリやランドホテルのコンビニという方法も!

また、混雑を避けるひとつの方法として、少々移動が面倒ですが、大混雑には舞浜駅に隣接したイクスピアリで食事をする方法もあります。「でも、せっかくディズニーに来たんだから…。」という気持ちもわからなくはないですが、レストランで一時間以上も待つならばそれも選択肢の一つです。
また、もうひとつの使える方法として、ディズニーランドに来ている場合は、ディズニーランドホテル内の一階に「ルッキンググラスギフト」という24時間営業のコンビニエンスストアがあります。自家用車でこられている場合はここで食事を購入して、休憩を兼ねて、車まで済ませるのもいい方法ですね。
ホテルの中なので意外にご存じない方も多いかもしれませんが、ここには街中のコンビニと変わらないくらいの品揃えがあり、弁当・おにぎり・サンドイッチ・麺類、さらにはアルコールも販売されています。
ところがここまでの品揃えがあるにも関わらず、ホテルの公式サイトにはあまり詳しく販売商品の説明がされていません。これはもちろんホテルレストランの利用などを促すためだと思いますが、品揃えはかなり充実しており、なかなか使えます。
「せっかくのディズニーランドなのにコンビニ?」と、少々寂しい気もいたしますが、正直申し上げて、ディズニーランド内の食事はやはり「それなり」のもので、「それなり」の値段です。こうしたところで節約して、その分お土産や他のものに使うのもいいですよね。

レストランもワゴンフードも…ショーの終了直後の混雑に注意!

これまでも述べたように、食事の時間を効率的に済ます事は意外に重要だったりいたします。食事は意外に時間がかかるもの。上でも触れたようにワゴンフードや軽食で済ませるのもひとつの手です。
ワゴンフードの場合はそれほど長い待ち時間にはなる事はほとんどありませんが、人気のディズニーシーのギョウザドックやディズニーランドのスモークターキーレッグなどはすぐには買えない事が多いです。
そんな中で気をつけたいのは、こうしたワゴンフードやレストランは近くでショーなどが終了した直後に一時的に列が長くなる事があります。特にお昼前後に終了する、季節のメインショーやパレードがある場合は要注意です。これが終わったとたんに一気に近くのレストランが混雑し始めます。
わかりやすい例で言うと、アメリカンウォーターフロントの「ビック・バンド・ビート」が終了した直後には一気に劇場からゲストが出てきます。そのゲストがお隣の「ニューヨーク・デリ」に列を作る…といった感じです。
ディズニーシーで言えば、同じ様にハーバーショーが終わった直後に「カフェ・ポルトフィーノ」や「ザンビーニブラザースリストランテ」が一時的に混む事がありますのでご注意を。