アトラクション別傾向&攻略法【イッツ・ア・スモールワールド 】その1

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数多くのアトラクションが存在するディズニーランド。このパークを訪れるゲストは幅広い年代に及びます。そんな中、小さなお子さんからご年配の方まで楽しめるアトラクションも多く存在します。

その個性に分けて7つのテーマランドに分類されているディズニーランドですが、最も幅広い年齢層の方が楽しめるアトラクションが多いのはファンタジーランドと言えるかもしれません。

そんな中、アトラクションを楽しむ上での攻略法や、知っているとちょっとだけ得するポイントなどについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。

今回は世界のディズニーパークでも、長く安定した人気を誇る、「イッツ・ア・スモールワールド」をご紹介します。

世界中の多くの人々が知る「小さな世界」

ご存知、ファンタジーランドの代表的アトラクションと言えるのが、この「イッツ・ア・スモールワールド」。これは世界のディズニーパークにあるアトラクションです。

積み木がモチーフになっているおなじみのこのアトラクションの外観には、一マスにひとつづつ、エッフェル塔やピサの斜塔などの世界の有名な建築物がデザインされいます。

また、アトラクション内部のボート乗り場の壁にも各国の有名な建築物がデザインされています。それがどこなのかを考えてみるのもなかなか面白いですね。

そしておなじみのテーマソング、「小さな世界」は親しみやすいメロディーと心に響く歌詞が特徴的で、誰もが知っていると言ってもいいでしょうね。

作られてからもう45年以上にもなる音楽ですが、古さは感じず、これからも世代を超えて伝えられていく曲になりそうです。

アトラクション概要としては、ボートに乗り、世界を旅するというもの。各国の民族衣装に身を包んだ子供達がゲストを迎えてくれます。音楽は同じではありますが、各国の楽器や音楽にアレンジされています。

このボートは「ヨーロッパ」→「アジア」→「アフリカ」→「中南米」→「オセアニア」→「フィナーレ」…と続いていきます。絵本の様に広がる風景が続き、フィナーレは全員が「真っ白な衣装」を着て、合唱します。まさに「世界はひとつ」という感じですね。

このアトラクションは子供だけで大人は基本的に登場しません(一部例外あり)が、これは「平和な世界は子供の世界が築くコミュニティー」であるというウォルト・ディズニーのテーマ設計が理由だそうです。

ほぼ全ての年代の方が乗船可能。待ち時間は短め。

こちらは大型の20人乗りのボートでゆっくりと水面を進むアトラクション。公式サイト上でも利用の制限は無く、基本的には全ての方が体験可能です。

体験時間は約10分と、乗り物系のアトラクションの中では長め。さらに一度の乗船可能人数も多く、ゲストの回転がいいため、待ち時間は全体的に短めです。

ボートの乗り場は左右2箇所あり、混雑時にはさらに前後の4箇所で乗船できるため、他のアトラクションに比べてかなり回転はいい方です。

普段の週末では長くても30分前後、平日であれば5分程度の待ち時間です。パーク全体の待ち時間から考えると待ち時間の長い主要アトラクションを乗り終えた後でも短い待ち時間で乗れます。

ただ、近年は前述のボート乗り場も片側だけで行う事が多いので以前に比べて若干待ち時間は伸びている傾向があり、以前ほどは待ち時間が短くない事が多いのでご確認を。

入園制限&クリスマス時期は要注意!4~50分待ちになる事も…!

空いているアトラクションの代表とも言えるイメージもある同アトラクションですが、気をつけたいのがクリスマスの時期に行われる特別版「イッツ・ア・スモールワールド“ベリーメリーホリデー”」や入園制限クラスの混雑時。

それでなくてもクリスマスはパーク全体が混雑するこの時期ですので、週末などは4~50分待ちになることも多くあります。同じく入園制限時には他のアトラクションから流れたゲストが多く並びます。

ただ、このアトラクションはかなり混雑していたとしても60分を超えてしまう事はまずありません。また、4~50分待ちの状態が長く続く事もほとんどありません。

そのため、入口の待ち時間表示が「目安として40分を超えていたらもう少し空くまで待った方がいい」でしょう。

特にクリスマス時期は内部の飾りつけやイルミネーションも変わり、一層賑やかな雰囲気になります。さらに後半では音楽も「ひいらぎかざろう」等が加わり、普段とは違った雰囲気になります。

もちろん、アトラクション外観も煌びやかに飾られ、特に夜はオススメです。

…次回の記事では細かなトリビアについてご紹介します。