さて、一日パークをじっくり楽しんで、そろそろ体も疲れてきた頃。最後に花火を見てから帰ろうか…という方はかなり多いはず。パーク内の比較的どこからでも見えて、夜のパークを締めくくる素敵なエンターテイメントです。
…しかし、ここでちょっとご注意。雨も無く、風もなく、何の問題がなさそうなのに一向に花火が上がらない…。そうなんです。TDRの花火はほとんど毎晩行われるのですが、一見何の問題もないのに行われない事や、時期によっては休止となる場合も存在します。
何となくディズニーランドやシーは毎晩花火が上がっているのが当たり前…と言ったイメージが定着しつつありますが、今回はそんなパークの花火事情についてご紹介します。
天気も問題無いのに…毎晩恒例の花火だけど中止は意外に多い!
ディズニーリゾートの2つのパークの夜空を彩る花火。基本的には毎日行われるショースケジュールのひとつです。しかしながら、雨や風などの気象条件が一見問題ない様に見えても、この花火は「上空の気流の状態が悪いと中止」になる事がよくあります。
極端な例だと、ゲストがいるパークには全然風が無いのに中止…というケースもよくあります。ちなみに具体的な数値によるデータではないですが、筆者の感覚だと、この気流による花火中止の確率は20~30%くらい?あるのでは…と思います。
特に年間でも風が強いとされるのは春。だいたい2月~4月、特に3月が風が強くなる傾向があります。これは気象庁のデータにも基づく傾向ですが、発達した低気圧が日本付近を通る事が多くなるため。特に海沿いのディズニーリゾートは風が強く吹く事が多いです。
出かける時に天気予報を見る方は多くいらっしゃると思いますが、風はあまり気にしないもの。この花火を見る事が目的のひとつである場合は事前に確かめておく事をお勧めします。
…また、この花火が無事に開催される確率は前述のとおり、意外に高くないんですね。この事から、「花火は過度に期待せず、開催されたらラッキー!」程度で考えておいた方が無難です。
風も無いし、天気は問題無し!…でも、花火の開催自体が無い季節もある!
さて、夜のディズニーの風物詩的なこの花火、上空の気流の関係で中止になる事もわかったし、意外に中止になる可能性が高い事もわかりました。今日は風もないし、絶好の花火日和!…と、思った方はちょっと待ってください。
東京ディズニーリゾートの花火は冬の閑散期で閉園時間が早い時(18時~20時など)には開催されません。通常の季節は両パークとも22時まで開園していますが、冬になると18時だったり20時と言う場合もあります。こうした時間が短い季節は開催自体がありませんのでご注意を。
また、意外に周知されていない事ですが、実は近年のディズニーリゾートの花火は夏休み期間は実施がされていません。もちろん現在(2012年)も花火の開催は無し。ディズニーランドでは「ディズニー夏祭り」といかにも花火がありそうなスペシャルイベントですが、いくら待っても花火はあがりません。
夏こそ花火なのに…!と思いますが、これは近年の夏期間はスペシャルイベントのショーが夜の比較的遅い時間帯にも開催されるため、ショースケジュールがタイトになるためだと思われます。いつでもやっているイメージの花火、特に夏は当たり前の様に開催しているイメージですが、こちらもご注意を!