東京ディズニーリゾートの新サービス「ディズニー・プレミアアクセス (DPA)」。かねてより噂されていた有料ファストパスの制度が現実のものとなりました。
今回は新しくスタートしたこの「プレミアアクセス」を実際に体験してみました。
使い方、利用の手順・支払い方法・注意点やデメリット、気になる並びルートなどを実際の使用レポートでお届けします。ぜひDPA利用前の参考にしてください。
この記事のもくじ
まずは基本!アプリの準備はしっかりと
まずは言うまでもありませんが、東京ディズニーリゾート公式アプリの準備が必須。
また、支払いは基本的にクレジットカードとなるので、有効なカードの準備が必要です。
既にアプリからチケットを購入している方は、同じカードで支払いがされるので改めて登録などは不要です。
アプリはしばらくログインしていないと現地でのログインを求められる事もあります。
また、アップデートなどで時間がかかってしまう事もあるので、当日の朝には必ずログインできるか確認しておきましょう。
また、稀にスマートフォンの不具合や電源が入らないといった場合もあるので、「チケット購入時に送られてくるメール」も控えておく事をおすすめします。
※スマートフォン(アプリ)もクレジットカードもないという方は、現地メインストリート・ハウス(ランド)、ゲストリレーション(シー)で現金での購入も可能です。
プレミアアクセス取得の具体的な手順
現地に到着したら、まず対象アトラクションのページを開き、「プレミアアクセス」と書かれた所をタップします。
また、アプリの待ち時間などが表示されるマップからも入る事ができます。ちなみに発券していない場合、または対象アトラクション以外は表示が出ませんのでご注意を。
続いて、購入するパスポートを選び(紙パスポートの場合はスキャン)、希望のアトラクションを選んで、現在の待ち時間と料金が表示されていたら、そこをタップします。
ショー抽選同様に希望時間を選択可能
そして次に表示される、「自分が希望する時間」を選んで次に進みます。
この「プレミアアクセス」は、スタンバイパスやファストバスと違って、「自分で時間を選べる」のが大きなメリットです。当然の事ながら、販売終了している時間は表示されません。
そして次に進むと、同意事項があります。こちらはかなり細かく書かれているので、特に初回はしっかり確認しましょう。
特に、ゲスト都合の変更、キャンセル、返金は一切できません。パーク都合の場合(システム調整など)は別の措置もあるとされています。
これは、例えば年齢や乗車の制限を満たしていないのに購入してしまった場合などでも該当します、特に小さなお子さんがいる場合はしっかり事前に確認してください。
また、同意事項には、システム調整時には「マルチエクスペリエンス(振替チケット)」の発行、または、終日運営不可能な場合は払い戻しもあり得ることが明記されています。
クレジットカード番号等の承認へ
購入確認がされると、決済画面になります。(画面はお使いのクレジットカード会社により異なります。)
ここではパスポートを購入したクレジットカードで決済が実施されます。ここは既存のパスポートチケットを買う時と同じイメージでいいと思います。
決済情報が確認されると、チケットのゲット完了。アプリに戻って、購入したチケットが自分のスケジュールに追加されているか、時間なども確認します。
なお、購入したあとは通常のチケット購入時を同じく、登録したアドレスにメールが届くので、合わせてそちらも確認しておきましょう、
実際にどんな列で乗り場まで行くの?
チケットを購入し、そして時間になっていよいよ乗り場へ。気になるのはどの列を使うか…ですよね。
「プレミアアクセス」の乗り場入り口は、スタンバイパスでも利用されていた、別ルートになります。上の写真、右側の列です。
正面のゲートから入ると、右側にあるチケット読み込み機でアプリから読み込ませます。これは以前と同じですね。
そのまま列を進んでいきます。左側が通常のスタンバイ列で、その横を進みます。ご覧の通り、ほぼ誰もいません。
そして、これまでは城の建物に入る際には、「左側」に進んでいましたが、こちらは「右側」に進みます。
そのまま建物沿いに進み、城の中に入ります。
ちなみにこちらは、これまでの「バケーションパッケージ」で使用されていたものと同じルートです。
入口の看板にもあるように、このルートは「プライオリティ・アクセス・エントランス」という名称になっています。
反対側の奥に並んでいる一般ゲストを見ると、ちょっとした優越感も…?そのままほぼ誰も並んでいない列を進みます。
合流までの「プレショー」は全く観られない難点も
そのまますぐ城の内部に入ることができるので、かなりショートカットしている形になります。
しかしながら、残念なのはプレショー(アトラクション本編に乗る前の導入の物語やこだわりの数々)が全部観られないという事です。
この列で城の中に入ると、ベルとビーストが出会うシーンのプレショーがありますが、そのすぐ手前まで案内されます。
アトラクションはこだわりのプレショーも魅力的。ここまでのショートカットされた分のプレショーが観られないのはちょっと残念なイメージも人によってはあるかもしれません。
また、この先は一般のスタンバイゲストと列がミックスされ、その後は乗り場まで一緒になります。この先は特に専用列はありません。
そのため、プレミアアクセス購入者でも、ライドの乗る位置の優遇措置は特にありません。
…いかがでしたでしょうか。以上、ついに販売が開始された「ディズニー・プレミアアクセス」の実際の利用方法や手順についてご紹介しました。
スタートして間もない新しい制度。今後は状況に合わせて、変更なども加えられていくと思いますが、結論から言うならば、「時間を有効に使える非常に良い手段」だと思います。
いずれにせよ、ゲストにとっての選択肢が増えるのは良いことですよね。
TDRハックでは、今後も引き続き関連レポート等を行っていきたいと思いますので、ぜひご注目ください。