
さて、前回はパーク内が混雑しているときでも少ない待ち時間や、待ち時間が無く楽しめるスポット、ディズニーランド編をお伝えしましたが今回はディズニーシー編。
元々こちらのパークについてはリアルな風景と細かな時代背景などが綿密に作られているので、観光旅行の様にパーク全体の雰囲気だけでも十分楽しめる様になっています。
ただ、やっぱりそれだけではお子さんなどはちょっと飽きてしまうのも事実。そんな中でも今回は触ったり体験しながら楽しめるスポットについて触れて行きましょう。
この記事のもくじ
触れて感じて楽しめる、冒険家の要塞、「フォートレス・エクスプロレーション」。

前述のとおり、もともとディズニーシーは風景やプロップス(演出で置かれている小物類)について、細かなストーリーやコンセプトについてしっかりと作りこまれている特長があります。
全体的には落ち着いた色合いやシックな雰囲気で、大人向けのコンセプトで作られているため、散策するだけでもそれなりに楽しめる様になっています。ただ、逆に言うとお子さんが楽しめる場所が少ないのも事実です。
そんな中、お子さんから大人まで、幅広い年齢層のゲストが色々触ったり体験したりして楽しめるスポットとしてはまずは「フォートレス・エクスプロレーション」。

ここは冒険家達の要塞なんですが、入口や階段もあまり目立たずわかりにくいせいもあり、外からは何があるのかわかりにくいために認知度としては低いエリアになっています。
しかしながら、手で触れて天球儀を回せたり、レオナルド・ダヴィンチが設計した足漕ぎで動かせる飛行機、大砲を撃てる高台などがあります。また、目立たない穴場の有料エリアですが、模型船を動かせる所などがあります。
また、ここには「ザ・レオナルドチャレンジ」という体験型のプログラムアトラクションがあり、こちらも自分でこのエリアを散策しながら進むというもので、なかなか面白いです。

また、要塞の前に停泊しているガリオン船、ルネッサンス号は探検出来るエリアがあり、ここもいろいろ触って楽しめます。当時の実際の船に基づいて作られており、細かなこだわりは大人も子供も楽しめます。
このエリア周辺は常に空いており、待ち時間もほとんど無く楽しめるエリアです。ディズニーシーのハーバーの風景も楽しめますし、パーク内が混雑している時や時間が空いた時などにオススメです。

大人も意外に楽しめる?マーメイドラグーンのアンダー・ザ・シーエリア。

数多くのアトラクションやショーがあるディズニーランドですが、今まで悪天候の場合にはゆっくりできる場所が実質ありませんでした。その辺りを踏まえて、後にできたディズニーシーには完全屋内の「マーメイドラグーン」があります。
ここは全天候型で冷暖房も完備ですからお子さんも安心して楽しめるエリアです。屋内ではありますが、敷地も比較的広く、アトラクションやショップ、レストランもあり、幅広い年齢層が楽しめるエリアです。
ただ、逆に悪天候時だと雨宿り的に若干混雑してくるエリアでもあるのでご注意を。

基本的にこのマーメイドラグーン内のアトラクションはお子さん向けの穏やかな感じのもの多いですが、待ち時間もさほど長くならないのでやる事がなくなって来た午後や夕方に行くのもオススメです。
全体的にお子様向けの印象が強いこのエリアですが、「マーメイドラグーンシアター」は大人でも十分楽しめるレベルの高いショーです。
また、「アリエルのプレイグラウンド」(上の下の写真)は座れる場所も多くあり、お子さんを遊ばせながらパパ&ママもゆっくり休める所でもあります。

細かなストーリーが隠れるアメリカンウォーターフロントはじっくり見て回りたい!

さて風景やそのエリアの物語など、全体的に大人向けの雰囲気に作られているディズニーシー。何気ない街並みや広告、看板もひとつひとつ意味があったり、看板のお店が実際にエリア内にあったり…と、見えないこだわりが多く存在します。
中でもそうしたこだわりが非常に多く、そして深いのはアメリカンウォーターフロント。ここは雰囲気だけでも十分楽しめますが、いろいろなストーリーが細かく繋がっています。
この街並みは実際にアメリカ・ニューヨークの1900年代が舞台となっており、当時の実際の生活や交通事情が反映され、見事に再現されています。

そうしたエリアの繋がりを見つけるだけでもなかなか楽しいですよ。物語は数多く存在するのですが、例えば人気アトラクション「タワー・オブ・テラー」の前や周辺にはその物語の様子を伝える新聞記事が多く貼られています。
この新聞自体も非常によくできているのですが、この新聞を編集している会社が実際に同じエリアに存在していたりします。(上の写真、左側の建物。)
もちろん実際には「ブロードウェイミュージックシアター」の建物の一部でありその中に入ることなどはできませんがこうした細かなこだわりが無数にあります。
こうした物語の背景は数え切れないほどあり、いずれまたご紹介すると思いますがじっくりゆっくり観察してみるとなかなか興味深いつながりが見えてきますのでオススメです。
