アトラクション別傾向&攻略法【キャッスルカルーセル】

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広大な敷地に様々なアトラクションが広がるディズニーランド。やはりコースター系のスリルライドが人気を集めていますが、お子さんでも楽しめる乗り物が多いのはファンタジーランド。

このエリアにあるアトラクションは年齢などの制限も緩く、幅広い年代のゲストが楽しめるものが多いのも特徴です。

そんな中、知っていると少しだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。

今回は遊園地などでも定番のアトラクション、「キャッスルカルーセル」をご紹介します。

誰もが楽しめる定番のアトラクション。待ち時間は少なめ。

ディズニーランドに限らずどこの遊園地にもあると言っても過言ではないのがメリーゴーランド。日本ではこの呼び名が一般的ですが、英語では「カルーセル(carousel)」と呼ばれることが多くあります。

このディズニーランドのものは中世の競技場をモチーフとしており、オルガンの音色に合わせて飾られた白馬が回ります。シンデレラの物語をテーマにしたこの白馬は全部で90頭。ゆっくり上下に動きながら回転します。

アトラクションの所要時間は約2分と短いですが、一回の定員が90名と多いので、実質的に待ち時間はかなり短めです。ゲストの回転はかなり良い方で、平日だけでなく、通常の週末でも待ち時間は15分以下程度。

入園制限がかかる程度の大混雑時でも待ち時間が30分を越える事はほとんどありません。時間が空いた時に乗るくらいで大丈夫なはずです。

またこの白馬ですが、一番外側の馬だけが少し大きく、「大人と10歳未満のお子さんの2人乗りが可能」です。内側の4列は1人乗りとなりますのでご注意を。

その他の細かなトリビア・攻略法など

ディズニー映画「シンデレラ」をモチーフにしたこのアトラクション。実はその物語が描かれているのはご存知でしょうか。このカルーセルには様々な装飾がされていますが、回転する上部を見てください。

こちらにはシンデレラの物語のシーンが18枚の絵に描かれています。これはちゃんと物語の順番になっていて、各シーンの象徴的なシーンを見る事ができます。

また、この90頭の木馬は全て「白馬」。これは自分の娘達の事を考えたウォルトディズニーが、やはり白馬に乗りたがる子供が多くなる事を考え、全部白馬にしてしまおうと考えたからです。

しかしながら、全て同じ馬では個性が無くなります。そのため、このキャッスルカルーセルの白馬は全てが形や装飾、表情などがまったく異なり、「同じ白馬は存在しない」んです。

また、このアトラクションは「半時計回り」ですが、例えば「スタージェット」は「時計回り」となっています。これにも理由があります。

このアトラクションだけに限った事ではないですが、医学的には人間の体は右にひねりにくく、左にひねりやすい事や、心臓が左にある事などを理由に、「反時計回り(左回り)の方が安心する」と言われています。

他にも調べてみると、感覚を司る右脳は身体の左側の器官とつながっているため、本能的に右脳優位に働くため、左回りになるという事や、単に身体には右側に重い肝臓があり、バランスを取るため左に重心が移る習性がある…と言う事も関係している様です。

このため、お子さんも一緒に落ち着いて楽しめるアトラクションは「反時計回り」となっているんですね。逆にスリルライド系のものは「時計回り」となってる事が多い様です。

このシンデレラと言えば魔法が解ける12時が物語りの大きなポイントとなっていますが、ひょっとしたら反時計回りで時間を戻したいシンデレラの気持ちも再現されているのかも…?