大小様々なアトラクションが広大なエリアに広がるディズニーランド。小さなものから、大きなものまで様々なタイプが存在しますが、やはり人気はコースター系。
そんな中、知っているとちょっとだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。
今回は人気の3大マウンテンのひとつ、ウエスタンランドにある「ビックサンダー・マウンテン」をご紹介します。
舞台はゴールドラッシュ時代の十数年後。廃坑を駆け抜ける暴走列車!
数あるディズニーランドのアトラクションの中ではやはり人気なのはジェットコースター等のスリルライド系のもの。中でも、「3大マウンテン」と言われる乗り物が人気です。
このディズニーランドの定番アトラクションは、イメージ的にはグランドオープン時(1983年)からあると思われている方も多いかもしれませんが、オープンは1987年7月で、開園から4年後にオープンしました。
ご存知、ここは開拓者たちが一獲千金を夢見て、大勢集まったゴールドラッシュ時代が舞台。しかしながら、その数十年後、廃坑寸前の岩山で機関士のいない鉱山列車が猛スピードで暴走している…というストーリーです。
ゲストが乗るのは荒野となった鉱山を走り抜ける列車。赤茶色の岩肌を縫う様にして走り抜けていきます。他の遊園地などにあるコースターと比べて特徴的なのは、列車の軌道がわからない事。鉱山を何度も方向を変えて動くので、その先が見えないスリルがあります。
ただコースターのスリルを味わえるだけでなく、コースの途中には、鍾乳洞や間欠泉などがあったり、気がつきにくいかもしれませんが、山の岩肌にはコヨーテ・オポッサム・ビッグホーンシープなどの動物を見る事もできます。
その他、一瞬で通過してしまいますが、当時の西部開拓時代の様子を表した細かな演出がたくさんあり、こちらも人気のひとつです。
待ち時間の減らない人気アトラクション。ファストパス利用が必須!
ディズニーランドの中では人気上位のアトラクション。通常期は平日でも軽く60分以上、週末は90分クラスの混雑です。入場制限クラスの大混雑時(上の写真)には200分弱まで行く事も珍しくありません。
普段の週末でもパークの開園後、比較的早めの時間で並べないのならばファストパス利用は必須。スタンバイする場合は終日それなりの待ち時間が常にありますのでご注意を。
…スタンバイの列については、ゲストはアトラクション正面の緩やかな坂を上がっていき、乗り場まで進みます、スタンバイは前半は屋外部分が多いですが、小屋の中に入ると全て屋内となります。
ファストパスの回収場所はライド乗り場に比較的近いので、渡した後は坂を下って間もなくの乗車になります。ファストパス対応のアトラクションの中では、渡してから乗車までは比較的早いアトラクションです。
その先の乗り場で左右2箇所の乗り場に分かれます。坂を下って、「左側の乗り場から乗車すると、右側の乗り場」に、「右側の乗り場から乗車すると、左側の乗り場」に帰ってくる事のが基本的な形です。(運行状況により異なる場合もあります。)
アトラクションの乗車時間は約4分。一台のコースターに横に2名ずつの乗車で、定員は30名となります。基本的に乗車位置は選べませんが、乗る位置によって、大きな変化はありません。
一般的な通常のコースターで一番見通しのいいのは先頭ですが、このビックサンダーマウンテンののライドは「鉱山列車」という設定であるため、先頭には大き目の機関車の先頭部分があります。
そのため、列車の一番前は後部座席よりも前方の視界があまり良くないという変わった特徴があります。(下の写真参照。)
また、座席位置でさほど大きな変化はありませんが、これに限らず、コースターは最後尾が一番早く感じるという特徴があります。(先頭が落下し始めた時、後方はまだ下がり始めていないため、スピード感が違う)。
全体的にはコースター系でありながらも、大きな落下やきついカーブなども無く、比較的緩やかなコースターとも言えるでしょう。
…次回はその他の攻略法や雑学などについてご紹介します。