数ある個性的なアトラクションや各種のエンターテイメント、そして多彩な商品を扱うショップやレストランなど、ディズニーランドやシーを楽しむ要素はたくさんあります。
しかしながらアトラクションやショーはそれなりの待ち時間も必要ですし、レストランも食事時はすぐには入れなかったりいたします。
そんな中、パークを楽しむもうひとつの要素があります。それは「アトモス」。あまり聞きなれない言葉ですが、パークやそのテーマエリアの雰囲気を盛り上げるもうひとつの魅力です。
ここでは突然現れてパフォーマンスを魅せてくれる彼らについて触れていきましょう。
この記事のもくじ
パークの雰囲気&空気を盛り上げる「アトモスフィア」。
ディズニーランドやシーと言えば、やはりまずアトラクションやショーを思い浮かべる方も多いと思います。しかしながらパークの魅力はそれだけではありません。
さすがに人気アトラクションなどに比べるとちょっと地味?ではありますが、パークのあちこちにはエンターティナーが予告も無く突然登場する事がよくあります。
これは「アトモス」と呼ばれるものです。英語の「atmosphere(空気・雰囲気)」から名付けられているもので、文字通りそのパークやエリアの雰囲気を盛り上げてくれます。
「アトモスフィア・ショー」や単に「アトモス」と呼称され、パークのあちこちに予告も無く登場します。ブラスバンドの演奏や、話術・動きで楽しませてくれるものなどその種類は様々です。
パークの中でとつぜん賑やかな音楽や人だかりができ始めたらちょっと覗いてみましょう。
登場する場所や時間は不明で神出鬼没。出会えたらラッキー!
ディズニーランドやシーの雰囲気を盛り上げるために登場するこのアトモスは主に特定のステージなどを持たない「小規模なエンターテイメント」です。
これは季節のメインショーやレギュラーショーの様に毎日決まった時間や場所で開催されるわけではなく、具体的なスケジュールも公表されているわけではありません。
休演の日もあれば、天候などの理由により中止される場合もありますので、出会えたらラッキーですね。また、このアトモスは季節のイベントに併せたものになる場合やスペシャルイベントのショーの一部として登場する場合もあります。
例えば、ハロウィーンの季節にはバンドのコスチュームが変わったり、演奏する音楽が変わったりというものがあります。
また、これらのアトモスは新しいものが始まったり、既存のものが終了する場合などでも特に公表されることはありません。こんなところも行く度に何かが変わっているディズニーパークの魅力という感じですね。
単なるミニショーだけではなく、キャラクターが一緒に加わる事も!
ご紹介してきたこのアトモスですが、もちろんそれなりにレベルの高いエンターテイメントを魅せてくれます。しかしながら、いつもそのバージョンは同じではなく、時々違う内容や別要素が加わる事もあります。
例えば、ディズニーランドのアドベンチャーランドで行われている「パイレーツ・ブラス」(3つ上の写真)。こちらはコミカルなバンドの演奏なんですが、ここに時々「ジャック・スパロウ」が加わる事があります。
また、ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントに時々登場する「キッチン・ビート」(上の写真)というモノがあります。これは同エリアのシンボルでもある、SSコロンビア号のシェフ達という設定です。
このキッチンビートにはご覧の様に時々ドナルドダックが同じく同エリアにある和食の店「レストラン櫻」の板前に扮した形で共演するバージョンも存在します。
こうしたパターンは始まってみないとわからないのですが、同じアトモスでも再びパークに来た時に、いろいろ異なるパターンで楽しめるのがいいですね。パーク内に人だかりができ始めたらぜひ覗いてみてください。