東京ディズニーシーのポートディスカバリーに、『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』をテーマとした新アトラクションの導入が発表になりました。
2017年春のオープンに伴い、2016年5月には『ストームライダー』のクローズも明らかになり、ポートディスカバリーのテーマを牽引するアトラクションのクローズに悲しみの声も。
本記事ではアトラクションの概要のほか、ポートディスカバリーの設定や新作映画『ファインディング・ドリー』について簡単にご紹介します。
この記事のもくじ
ニモやドリーと同じ目線で海底を冒険!映画製作スタッフも参加
新規に導入されるアトラクションは、ディズニー/ピクサー映画の『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』(2016年7月公開予定)がテーマ。映像とライドシステムの動きを融合したアトラクションです。
私たちゲストは魚サイズに縮むことのできる潜水艦に乗り込み、ニモやドリー達と一緒に海の世界を冒険するという内容。体験する毎に違った海の仲間たちと出会えることも魅力のひとつとなるようです。
また、アトラクションの映像制作には、2016年7月公開予定の新作映画『ファインディング・ドリー』のスタッフも携わることが発表となっており、映画での世界観がよりリアルに楽しめることも期待できそうです。
【アトラクション概要】
開業時期 :2017 年春(予定)
体験時間 :約 5 分(メインショー)
乗車定員 :1 キャビンあたり 122 名
キャビン数 :2 台
利用制限 :身長 90 cm 以上、3 歳以上
総投資額 :約 50 億円(予定)
そ の 他 :ディズニー・ファストパス®実施
なお、新アトラクションの導入に伴い、2016年5月中旬には「ストームライダー」がクローズとなります。新アトラクションの定員や利用制限が「ストームライダー」と同じであることを踏まえると、同じ装置を使いながら中身だけリニューアルすることが推察できます。
ストームライダーはクローズに悲しみの声も…。エリアの設定にも影響?
TDS開園当初から人気を集める「ストームライダー」。閉鎖の発表はディズニーファンに大きな反響を呼び、その大きさは「ストームライダー」や同アトラクションに登場する「デイビス」といったキーワードがTwitterでトレンド入りするほど。
そもそも「ストームライダー」は、同アトラクションが存在するエリア「ポートディスカバリー」の背景設定と大きく関わっていることもあり、クローズはエリア全体のストーリーが崩れるのではないかと危惧する声も出ています。
たしかにポートディスカバリーは、ストームライダーの完成を祝って開催中のお祭りに私たちゲストが参加しているという設定のあるエリア。
しかし同時に、潜水艇による海底レースも開催されているというストーリーもあり、パークでは小道具としてマンボウ型の潜水艇「サンフィッシュ・サブ」が設置されています。魚の形をした潜水艇というところに着目し、今回のアトラクションとのリンクを強めたのかもしれませんね。
新アトラクションの前に楽しみたい『ファインディング・ドリー』
一方、新アトラクションのテーマとなる『ファインディング・ニモ』シリーズ。『ファインディング・ドリー』は、2003年に公開された『ファインディング・ニモ』の続編として現在製作中で、2016年7月に公開が予定されています。
前作の『ファインディング・ニモ』は、カクレクマノミの父親マーリンが、人間に連れ去られた息子のニモを探すため太平洋を冒険するストーリーでした。対して、今回の主人公はドリー。前作でマーリンと一緒に旅をしたナンヨウハギのキャラクターです。新しい映画では、研究所にいるドリーの家族も登場するとのこと。
ドリーの家族が研究所にいる…という点からも、ポートディスカバリーとの関連性が見つけられるかもしれませんね。
(ディズニー公式のアカウントではありませんが、Youtubeでは『ファインディング・ドリー』の様子を見ることができます)
ストームライダーのクローズは非常に残念ですが、新アトラクション、新作映画ともに公開が楽しみです。同時に、ポートディスカバリーの未来も気になるところですね。
【参考および画像引用】
・東京ディズニーシー®新規アトラクション導入のお知らせ 2017年春にオープン│オリエンタルランド
・ストームライダー│東京ディズニーリゾート
・講談社ハートウォームシリーズ、ウォルト・ディズニー・ジャパン『海の絵本』、2006年、講談社。
・畑山信也『旅する東京ディズニーシー』、2013年、講談社。