【現場レポ】エレクトリカルパレードが10分間の緊急停止。原因は?キャラクターたちの怪我は?

ライター:
Eパレ3

ディズニーランドの夜を彩る、エレクトリカルパレード。そのフロートが約10分間にわたって、突然停止するトラブルがありました。

気になるのはキャラクターたちの安全や、停止の原因について。キャラクターたちは10分間、どう過ごしていたのでしょうか。現地の写真や、ゲストのSNSからまとめてみました。

トラブルの発生日時

フロート停まったのは4月16日(土)の19時20分頃。最後尾のフロートがホーンテッドマンション横の開始地点を出発したころ、突然フロートが停止しました。

私がパレードを見ていたのは、クリッターカントリーの入り口付近。開始地点から数十メートル離れた位置でした。音楽は流れたまま、アナウンスも無くゆっくりと停止したフロート。その約1分後、パレードルートの横断待ちをしていたゲストの誘導が始まりました。

ドナルドフロートとプルートフロートの間を、ゲストが歩いているのが見えます。

それにしても、あんなにフロートの近くを歩けるなんてうらやましいですね……。

ドナルドフロート

反対側のアナ雪フロートなども、カントリーベアシアター前あたりで停止しています。

Eパレ4

ちょうどクリッターカントリー前はフロートが停止せず残念……と思っていましたが、3分後、ドナルドフロートが目の前に移動してきてくれました。

トラブルが起きても、なるべく多くのゲストがパークを楽しむための配慮は、さすがの対応ですよね。

フロート停止の原因は?

トラブルが起きたのはミッキー・ミニー・グーフィーが乗っている、先頭から2番目のドリームライツ・トレインフロート。(詳しいフロートの名称はこちら

こちらが自走不可能になってしまったことにより、後ろのフロートも停止していたようです。

停止から約10分後、機関車フロートはレッカー車に牽引され、トゥーンタウンのパレード終了地点まで向かいました。

フロートがレッカー移動されるなんて、珍しい光景ですね。

夢の国の魔法にも偉大なるマジックにも、サプライズはつきもののようです。(笑)

他のフロートには異常は見られず、19時30分を過ぎたころ、無事全てのフロートが再発進し完走しました。

キャラクターたちの様子は?

トラブルは心配ですし、もちろん再発はしないでほしいと思います。

しかし10分間もキャラクターと一緒に過ごせるなんて、まさに夢のような時間。キャラクターたちもセリフや音楽を活用しながら、思い思いの形でゲストを楽しませてくれました。

こんなにいろいろなバリエーションの振り付けを見られるなんて、贅沢ですよね。フロートの細かな装飾や、キャラクターの衣装もじっくり見ることができます。

一方決まったセリフや振り付けのないドナルド・デイジーは、かなり自由な様子。再発進できたのは、ドナルドがエンジンをかけてくれたおかげ……かもしれませんね。(笑)

キャラクターたちに怪我はない?

この緊急停止による転落・怪我などの情報は、SNS上でも公式サイトでも見られません。筆者が見る限り停止もゆっくりだったため、それほど危険はなかったように見えました。

ただ、キャラクターたちは再出発のタイミングは把握していなかったように思われます。ドナルドも再発進の際、急にフロートが動いて驚いている様子が見られますね。

このことから考えると、キャラクターたちはインカムなどをつけておらず、パレード中はキャストとの連絡が取れないのではないでしょうか。

ミッキー_うさたま

夢のない話ですが、キャラクターの中の人がインカムをつけていても発信ボタンを押せませんし、イヤホンが外れてしまっても装着し直すことができませんよね(^^;)

そのためインカムでの連絡に頼っていると、いざという時に逆にトラブルを生むことになってしまうとも言えます。

楽しく安全なパレードを保つために。

とはいえ、これだけ多くのキャスト・キャラクター・機械が関わって成り立っているパレード。

今回は怪我などはなさそうでしたが、これから万一……ということを考えると、少し心配にもなってしまいますよね。

ただ、私たちにできるのは安全かつスムーズに進行できるよう、ルールに沿って正しくパレードを鑑賞することくらいかなと思います。

ダンス動画撮影や転売(詳しい記事はこちら→「【ベビーカーに赤ちゃん人形】ディズニー人気グッズ販売日で話題に。個数制限の条件クリアのため?」)などゲストのマナー低下問題がたびたび話題にあがりますが、その整備のためにもキャストの人員や経費を割かなければなりません。

ゲストがマナーを守って正しくパークを楽しめば、それだけキャストもコストも、他のことにまわせるということになります。

安全で楽しいパーク・パレードを保つために私たちゲストに何ができるか、考える方が増えていけばと思います。