【ディズニー】エンタメはいつ戻る?スペシャル感無しの冬イベントと「危機感」

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2023年1月18日から始まった東京ディズニーリゾート両パークのスペシャルイベント「ミニー・ベスティーズ・バッシュ!」。

これから冬の恒例のイベントになりそうな、ミニーマウスを中心としたとても可愛らしいイベントです。しかし、「スペシャルイベント」と言っている割には、とてもシンプルな内容に…?

今後のパークのスペシャルイベントについて考えてみたいと思います。

メインエントランスのデコレーションは無し

パークは季節の恒例になりつつある、春ならイースター、秋はハロウィーン、冬はクリスマス…など、季節に応じた毎年恒例となっているスペシャルイベントがあります。

これらは毎回「スペシャルイベント」という名で、普段とは違ったエンターテイメントやデコレーションやイルミネーション、様々な園内の装飾などが特徴になっています。

そんな中、今回も冬の「スペシャルイベント」となっていますが、両パークの入口のデコレーションは非常にシンプル…と言うより、全くされていない部分も…。

「スペシャルイベント」と大きく言っている割には、シンプルすぎてちょっと寂しい印象さえ受けます。

現実的には4月から開始する東京ディズニーリゾート40周年に向けての装飾などの準備の為なのかもしれませんが、それを差し引いても全体的に、「スペシャル感」が少なく、ちょっとさみしい印象がありますよね。

スペシャルグッズ販売は小規模店舗のみ

季節のスペシャルイベントでの楽しみは色々ありますが、なかでも「そのイベントならではのグッズ」は欠かせないですよね。

これまでは両パークのメインとなる、パークに入ってすぐの所にある大型ショップに専用コーナーが設けられ、数多くの商品が並び、「スペシャルイベント感」が非常に高くなっていました。

しかし、今回はランドもシーも入り口近くのメイン店舗にはそうしたグッズほとんど見当たらず、いつものスペシャルイベントグッズが並ぶ棚も、いつでも販売しているレギュラー商品が並びます。

もちろんイベントグッズが無いわけではありませんが、小規模の店舗に少しだけ置かれてる…といった感じになっています。

スペシャルイベントのお菓子もない?

また、これまではスペシャルイベントと言えば、その絵柄やパッケージ等にメインアートが使われた商品やお菓子がたくさん並んでいましたが、今回はそれらのお菓子というのが、ほぼ見当たりません。

ここの所、パークのお菓子の供給が安定していなかった事もあるのかもしれませんが、こうしたイベントに連動したお菓子は収益のひとつの大きなポイントでもあるのは確実。

「せっかくのスペシャルイベント」と言いながら、これらのようにグッズやお菓子にスペシャル感がないのはこれまでに比較するとちょっと寂しい気がします。

園内のデコレーションも一部だけ

お伝えした通り、今回はスペシャルイベントと言いながら、ランドもシーもエントランス周辺にほとんど装飾がされていない状態。

ランドはワールドバザールの内のベンチや、街灯の一部。シーではアメリカンウォーターフロントパークに飾りがされているだけ、といった印象を受けます。

他にも両パークの一部レストランでは装飾もされていますが、こちらは事前予約(プライオリティシーティング)が必要なレストランが多く、簡単に誰でもいつでも楽しめるものではありません。

特に、シーでは、アメリカンウォーターフロントパークの装飾はもちろんとてもかわいらしいのですが、その場所のバックグランドストリートなどには特に関連が見られず、いわゆる「可愛いデコレーションがされているだけ」とも言えます。

もちろんそれだけでもゲストが楽しめるものではありますが、場所や関連の物語などとの関連が全くないのには少し違和感もあります。

お伝えしたように、次の大きなイベントである、40周年の準備に入っている影響もあるのかもしれませんが、やっぱりパークの入口で「顔」とも言える場所にメインの装飾がないのはちょっと寂しい気もしますよね。

今後の事を考えると手放しで喜ぶのは…?

今回のスペシャルイベントですが、シーのショーはこれまでと同じ、船1台の小規模なグリーティング。そしてランドも、実質フロート1台だけの短いパレード。

それでもミッキーなどのキャラクターの魅力満載とも言えるエンターテイメント。もちろんこれらを見て感じるのは個々のゲストの感覚であり、いろいろな感想を持つ方がたくさんいらっしゃいます。

ただ、過去にはエンターテイメントプログラムにはかなり力を入れていたディズニーリゾート。

近年は「コロナウィルスの影響を理由」にしているのか、他のテーマパークやレジャー業界ではかなり色々と戻りつつある中なのに、エンターテイメントが完全な形で再開や実施される兆しがなかなか見えません。

それでも「与えられた環境の中で楽しむ」と言う事であるとは思うのですが、こうした「現状に満足してしまうと、これ以上のエンターテイメントの発展が見られなくなる」と言う怖さも持っているような気がします。

もちろんそれでも心からパークを楽しんでいる方々もたくさんいますし、パークの魅力は他にもたくさんあります。

ただ、長い目で見ると、あまり現状に満足しすぎてしまうのは、「これからの発展の妨げになる可能性」が無いとは言えないのかもしれませんね。

それでも圧倒的な「ミッキー&ミニーの存在感」

しかし、そんな中でもやはりゲストの期待と視線をぐっと惹きつける、ミッキーマウスとミニーマウス、そしてキャラクターの魅力。

今後はどこまで変化していくのかはわかりませんが、新型コロナウイルスウィルス感染予防対策の影響で、まだなかなか思うようにエンターテイメントができていない東京ディズニーリゾート。

逆にいえば、こうした限られた状況の中でも、多くのゲストを引き付ける魅力を持ったミッキーたちのキャラクターを個性は素晴らしいものです。

まだまだ終わりでは無いですが、コロナウィルスの影響も少しずつ緩和していくこれからのパーク。

そうした魅力と個性を生かしつつ、過去にあった様なショーやパレードなどが、また更にパワーアップして開催してくれると良いですよね。