10月11日より、全国旅行支援が開始し、千葉県も「千葉とく旅キャンペーン」が始まっています。
ところが、蓋を開けてみると、キャンペーン開始に併せて、ホテル側が値上げをしているという情報も…。
「本当にお得と言えるの?」と言った状況になっています。
ディズニー周辺ホテルも全国旅行支援にあわせて値上げ?
テレビのニュースでも大々的に報道されていましたが、全国旅行支援の開始のタイミングで宿泊施設が大幅値上げしているケースが相次いでいるようです。
ディズニーランド、シーの周辺ホテル、東京ディズニーリゾート・パートナーホテルもキャンペーン開始前と開始後で、明らかな値上げが行われていることが判明しています。
以下、楽天トラベルの「ホテルエミオン東京ベイ」のページ。エミオンは天然温泉が売りのTDR周辺人気ホテルです。
ご覧の通り、プランとクーポン等でまったく同じ状況下では無いですが、各種割引がついて36,720円でしたが、全国旅行支援開始の値段はなんと…
全国旅行支援前の金額と比べても、13,000円アップの49,720円となっています。しかも上記は土曜日で、今回は平日の価格です。
これは、旅行支援の「割引後の価格」なので、これは「まったくお得ではないのでは…」と言える状況です。
しかし、全国支援割開始前にすでに予約をしていた方々にとっては、旅行日が11日以降であれば後から全国支援割の適用となるため、かなりお得な買い物となったようです。
これは便乗値上げなのか?
全国の自治体は、宿泊施設の便乗値上げを禁止していますが、もともとホテルの宿泊価格は、需要の動向によって価格が変動するダイナミックプライシング制。
便乗値上げではなく、単純に需要が高まり部屋数が減ったためとも考えられ、便乗値上げかどうか判断するのは困難のようです。
しかしながら、消費者にとっては「全国旅行支援」が本当に支援になっているのか考え物です。冷静な判断が必要ですね。
そして「イベント割」もスタートし、ディズニーランド・シーもチケットが2割引で購入できるようになりました。
しかし、割引チケット開始にあわせてチケット販売サイトがつながりにくくなる事態に。
「これなら通常価格で空いている方がずっといい」「客単価を上げて体験価値を上げる方針はどこへ行った?」などとの声が相次いでいます。
「全国旅行割」・「イベント割」、経済を回す効果を狙っているとはいえ、消費者としては「本当にお得か、旅行をすべきか」と少し構えなくてはいけない部分がありそうです。