WDWに行って気付いた東京ディズニーリゾートに足りない4つのこと

ライター:


アメリカにある世界最大級のディズニーリゾートである「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)」で味わったパーク体験価値は東京ディズニーランドやシーでのそれとは全く異なるものでした。

東京でも是非導入してほしいWDWでは当たり前のように提供されているサービスを4点紹介します。

1. 良いことづくめのファストパスプラス

紙のファストパスは時代遅れ?

WDWではFastPass+(ファストパスプラス)が導入されていて、FPのシステムは全て電子化されています。

紙のFPは無く、アトラクション専用のFP発券機などもありません。

マジックバンドというICチップが埋め込まれているブレスレットを使用します。

FPもパークチケットも電子マネーもこれ一つで。

主なメリットとしては、

1. ファストパスが30日前から予約できる(年パスホルダー含む)

事前に3つまでのアトラクションを来園30日前から取得できます。(公式ホテル宿泊者は60日前から取得可能)

もちろん、年パス所持者も30日前事前予約が使えます。

ファストパスの取り消し、変更も専用アプリで簡単にできます。変更回数は随時、何回でも。お望みのアトラクションのFP+が余っていたら何回でも変更できます。

さらに、事前予約しておいた3枚のFP+と使い終わったら、携帯アプリから新たにFP+を取得することができます。

2. 時間の節約

当日にファストパスをゲットするための時間がなくなりますし、事前にプランニングができるので時間を大幅に節約できます。

一度このFastPass+を経験して、その便利さにえらく感動しました。わざわざFP入手のために動かなくて良いということが、こんなにストレスフリーだったとは。

また、ほぼ全てのアトラクションがFP対応というのもポイント。

なぜTDRには導入されないのでしょうか。

2. パークの商品が通販で買える

パークにいなくてもパークの商品が買えちゃう

東京ディズニーリゾートはパーク内で販売されているグッズはパーク限定で、現地でないと買えません。

しかし、WDWでは専用アプリから気軽に買えてしまいます。

現地でお土産として欲しい商品があったら、商品のバーコードを専用アプリでスキャン。その商品のページに飛ぶようになっており、カートに入れます。お届け先は自宅で荷物も少なくなり楽チンですね。

パークで売られている商品はアプリで閲覧 &購入可能

もしくは帰った後に、お土産が足りなかった…などというケースは重宝します。お菓子系も通販できます。

ディズニーパークに行かなくても、普通に買えてしまうのには驚きました。

何より、パークで販売されているほぼ全ての商品がアプリの中で確認できるというのは素晴らしいです。中にはIn-Store Only(パーク限定)の商品もありますが、そんな商品の情報もアプリで確認できるのは便利です。

園外でグッズが買えるとなると、パークの来園価値、そしてグッズのプレミアム感が下がるという声もありますが、来園価値はそれ以外の部分で高めて欲しいです。パーク内で買い物のために何時間も行列なんて考えられません。

WDWで普通に通販しているのを見て、「園外で買えることのデメリット」って何だろう、と考えてしまいました。メリットしかないような気がするのですが。

3. オンラインフォトなど写真撮影サービスがとっても充実してる

TDRでは「オンラインフォト」と呼ばれている、パークのカメラマンスタッフに写真を撮ってもらって、後から注文できるサービスですが、WDWを始めとする海外パークでは写真のサービスが本当に充実しているんです。

海外ディズニーではフォトパスと呼ばれており、パーク内では専門カメラマンがいたるところでスタンバイ。ポーズの提案をしてくれたり、構図を考えてくれたりと、とっても良い写真を撮ってくれるのです。

グリーティングの場所はもちろん、人気の撮影スポットにはうじゃうじゃとカメラマンがいるんです。

フォトパスカメラマンが待機しているスポット

とにかくカメラマンの数が多いのにびっくりしました。シンデレラ城前には5,6人くらいのカメラマンがいました。

頼めば、ご自身のカメラで撮影してもらうことも可能ですが、現地のゲストで頼んでいる人はほとんどいないという印象。

スナップはスマホで、特別な写真はフォトパスでというのが人気のようです。一眼カメラやコンデジを持っているゲストの少なさにびっくり。

「メモリーメーカー」(日本ではスナップフォトCDに近い)というフォトパスをダウンロードし放題のサービスが人気です。さらにアトラクションのライド中の写真、動画もダウンロードできるのは嬉しいです。

これだけカメラマンが多くて写真を撮ってもらう機会が多いと、メモリーメーカーを使っても元を取れますね。

TDRでは、専門カメラマンが多いとはいえず、キャストさんが写真を撮っていることも多いですよね。

カメラマンでないキャストさんに撮影をお願いするのは、小心者なので少し躊躇してしまうのですが、海外のこの充実ぶりを見て、東京ももっとカメラマンがいると良いのになぁと思いました。

4. パーク専用アプリがすごい

WDWでは園内を楽しむための専用アプリ(My Disney Experience)が用意されていて、スマートフォンからアプリで全てが完結します。

どんなことができるかというと、

・待ち時間のリアルタイム表示

・フォトパスカメラマンの居場所を表示

・トイレの場所を表示

・ショータイムの確認

・現在地から目的アトラクションまでの道案内

・ファストパスの取得、変更、確認(FP時間をプッシュ通知もしてくれる)

・レストランの予約、変更、キャンセル、確認

・フードの注文(アプリから注文できるレストランは限られます)

などなど、とにかくこのアプリ一つで園内で必要なこと全てが完結してしまうという優れもの。

一度使ったらもうこれなしではパークに行けなくなるくらいの便利さ

これ、TDRでも使いたいのですが。。スケジューリングがものすごく楽だし、効率的に色々なところを回れてとても重宝しました。

以上、WDWに行って感じた東京ディズニーリゾートにも導入して欲しい4つのことについて書いて見ました。

もちろん、TDRがフランチャイズで独自経営という性質上、本場のリゾートと比較するということに無理があるという意見もあるかと思いますが、いちファンとして以上の4つのことは、ぜひ東京でも実現して欲しいと思っています。

皆さんはどう思われますか?

6 件のコメント

  • すみません。質問なのですが、メモリーメーカーの写真はダウンロード、保存できるのですが、動画はダウンロードのボタンが出ません(´・ω・`)どうやって保存できるか分かりますか??

  • 舞浜はWDWほど広くもアトラクション数も多くない上、それゆえに混雑しているからではないですか。
    30日前からFP予約が出来たのでは、ディズニーリゾートに行くことだけに1ヵ月前から専念出来る人でなければ不利になると思います。
    グッズに関しては舞浜が唯一のフランチャイズであるからだと思います。
    オリエンタルランドとフランチャイズ契約を結び、売り上げに対してウォルト・ディズニー・カンパニーがロイヤリティーを受け取っているわけです。
    パークの経営が悪化したとしてもウォルト・ディズニー・カンパニーは助けてくれません。
    オリエンタルランド側からしてみれば損失は純粋にオリエンタルランドの利益減に繋がるわけです。
    ウォルト・ディズニー・カンパニーはチケット料金と比べて、グッズなどの物販に対するロイヤリティーを低く設定していたそうです。
    ですからパーク内でしか買えないという希少価値をつけて、(オリエンタルランドの利益になるように))現地で買ってもらう必要があるんだと思います。
    今ではダッフィー&フレンズの人気もあって現在は安定しているような気がしますが、人件費削減のキャスト不足など騒がれるように、グッズ売上はパーク存続に関わるのではないかと思います。
    舞浜は舞浜、WDWはWDWで良いのだと思っています。

  • ごめんなさい、「どれも要らない」かな。
    正直、「あれば便利」かもしれないけど、「無いと困る」程の差し迫った必要性を感じません。
    お取り寄せじゃあるまいし、通販で買ったモノをお土産と呼ぶのは如何なものでしょう。
    手にとって吟味して自分の為、渡したい相手の為に買うのがお土産だと思うのですが(この辺は考え方の違いもあるかもしれませんが)。

    『足りないこと』というタイトルで読み始めて「なんだこの程度の話か」と肩透かしを喰らった気分でした。
    せめて『東京には無い海外ディズニーの便利なサービス』くらいならもう少し素直に読めたかも。

  • 記事、楽しく読ませていただきました!
    すべて納得です。
    海外のディズニーに行くと、日本が窮屈に感じてしまうことが多いです。
    私がアナハイムに行ったときに1番感動したのは、アプリに各キャラクターのグリが出来る時間が記載されていたので、写真がとても撮りやすかったです(^^)
    (日本のように囲い込みが少なく整列が多かったのも良かったです)
    お土産に関しては、本当に通販をやるべきですよね。
    買い物でパーク滞在が終わってしまうなんて本当に勿体ないです。
    転売防止なのかもしれませんが、パーク限定のものほど高額で転売しているのを見るのでとてもがっかりします。
    フランチャイズ経営とはいえ、合理的に解決出来るものはどんどん取り入れてほしいなと思いました。
    長文失礼いたしました。

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