こんなに違う!TDRマニアがディズニーとUSJを徹底比較してみた《ハード編》

ライター:

日本を代表するテーマパーク、東京ディズニーリゾート。そして何かと比較される西のテーマパーク、ユニバーサルスタジオジャパン。

本来なら、2つのテーマパークを比べる意味は無いのですが、やはり日本を代表する2大テーマパークの違いは気になりますよね。

そんな中、今回はTDRに十数年通った筆者が、USJをじっくり堪能してきました。

何が違う? どんな差がある?…などについて独自の目線で語ってみたいと思います。

東西を代表する2つのテーマパーク

千葉県浦安市にある東京ディズニーリゾート、そして大阪府大阪市にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン。

前述の通り、何かと比較対象にされるこちらの2つのパーク。

もちろんその立地や個性、テーマなどが全く異なるため、単純に比較するのは意味の無い事かもしれません。

ただ、2つのパークを比較する事によって見えてくるものがあったり、それぞれの良さが更に引き立つ気もいたします。

そんな中、TDRに十数年通い、そして今回USJの年間パスを購入した筆者がそれぞれのパークで感じる違いについて述べてみたいと思います。

せっかくなので基本の【ハード編】 、【サービス編】、そして【その他編】の3つに分けてお届けしたいと思います。

もちろんあくまで筆者自身が感じた事なので、予めご了承ください。

ディズニーに忠実なTDR、映画の世界が広がるUSJ

まずは基本の大きな違い。改めて言う間でもありませんが、東京ディズニーリゾート(以下、TDR)はディズニー映画の世界が広がる、夢とファンタジーの世界。

対して、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)は、その名の通り、映画のスタジオが主となり、様々な人気映画が背景となったパークと言えると思います。

もちろんそれぞれの物語に対する再現度はどちらも非常に高いと思います。

しかし、1つの映画や物語に対する細かな再現度や、ゲストに没入感を持ってもらうための小さなこだわりは、後発で作られたUSJの方が細かく配慮されているような気がします。

例えばTDRの風景では、いわゆる「ゲストから見える表面側」だけにこだわりがある場合が多くあります。

対してUSJでは、例えばハリーポッターエリアでは「映画の世界に浸り込めるような立体感」があり、建物の裏側も細かく再現されています。

路地裏や建物の裏側にもこだわりがあるのはちょっとワクワクしちゃいますよね。

立地で感じる現実感と非現実感

両パークとも共通点として挙げられるのが、「都心から比較的近い、埋め立て地にある」と言う事。

似ているけれど違うと感じるのは、TDRは言ってみれば「大きい出島の様な空間が全てディズニーリゾート」となっている部分。

対してUSJは、周辺には意外と古い工場等もたくさんあり、周辺の環境はUSJの方が「リアルな生活の中に存在している」と言う感じがあります。

またTDRは東京駅から京葉線1本で来られますが、USJは新幹線の新大阪駅から、比較的たくさん乗り換えなければならないと言う立地の違いも感じます。

言い換えるならTDRは「リゾート感ある、一大空間」であるのに対し、USJは「都心の中にある別世界」と言う雰囲気を感じます。

アトラクションの振り切り具合

両パークの大きな違いの一つとして挙げられるのが、「アトラクションの激しさ」。

TDRのアトラクションは幅広い年齢層の方々が楽しめるように、スリルライドでも「怖さを感じる手前で終わる」と言うイメージがあります。

対してUSJのアトラクションは、そうした「スリル感がもう一段階上に行ったような振り切れた感覚」があります。

例えば「ザ・フライング・ダイナソー」は、想像を絶する高さ、約50メートルから急降下、急上昇&旋回するアトラクション。

TDRで言えば、一番高い建物「タワー・オブ・テラー(59m)」くらいの位置から落下する事になります。

TDRではこれに相当するようなアトラクションは無いと言ってもいいと思います。

TDRは「幅広いゲストが楽しめる万人向けアトラクション」であり、USJは「アトラクションのスリルを更に一段階極めた」と言うイメージを感じます。

また、両パークに、あるアトラクションの特殊な効果、例えば水や風、炎といった部分も、USJの方が一段階上と言う印象を受けます。

こちらも言い換えれば「幅広い方が誰でも楽しめるTDR」に対し、USJは「更にその体験を高めてくれる振り切ったアトラクション」が多いといった印象です。

お値段は全てUSJの方が2〜3割高い

これはいいか悪いか…と言う問題では無いのですが、グッズやフード、お土産等はUSJの方がTDRよりも「全てにおいて2〜3割高い」と感じます。

もちろん「高さ」については、その商品に係るコストなども考えられるので、ただ単純に内容との比較はできません。

しかし、例えば、チュロスはTDRでは一般的なものは400〜500程度。しかしUSJでは、商品にもよりますが、コラボのチュロスは650円〜とかなりお高めです。

また、TDRではずっと変わらないスーベニアメダルは100円で購入できますが、ご覧の通り、USJでは倍のなんと200円。

その他、一般的な食事でも全体的にかなり高めに感じます。

最新システムが導入されたアトラクション

こちらも単純比較はできませんが、TDRのアトラクションは、キャラクターや物語が中心になっているものが多く、飛び抜けた個性を出しにくい印象があります。

その為、最新技術を使っているアトラクションと言う意味では、USJの方が優れているような印象を受けます。

例えばTDRでは立体メガネをかけて楽しむアトラクションがいくつかありますが、USJではスーパーニンテンドーワールドの「マリオカート ~クッパの挑戦状」の様に、立体メガネを装着して、更にライドに乗車するなど、常に新しい試みを採用している様に感じます。

更にはパワーアップバンドでハテナブロックを叩いてポイントが溜まったり、アプリと連動して楽しめたり…といった、「新しい技術を積極的に取り入れてゲストを楽しませようとする感覚」はUSJの方が優れているように思えます。

パーク内の照明やネオンの明るさが違う

これも2つのパークの大きな相違点。「比較的落ち着いた暗めの照明であるTDR」に比べ、「原色の派手な色で点滅する色鮮やかなネオンや看板などが非常に多いUSJ」と言う印象があります。

ただ、これは、TDRの場合、比較的近くに空港がある為、おそらく航空法の第52条第1項(類似灯火の制限)」に配慮しているからと思われます。

これは簡単に言うと、空港に近い場所ではパイロットが混乱してしまう可能性が少しでもある派手な色や点滅する照明を使う事ができない…と言う法律です。

特にTDRの夜はちょっと暗いな…と感じることが多いと思いますが、これがひとつの理由です。

それに対し、特にそうした制限がないと思われるUSJでは特に夜のイルミネーションの華やかさや明るさが大きな違いと言えるでしょうね。

お値段高いフードだけど…美味しさは西に軍配?

2つのパークの大きな違いの1つとして挙げられるのが、食事の値段の違い。

TDRでは一般的なセットメニューで約1500円位のものが、USJでは2000円位…といったイメージです。

レストランに並ぶメニューを見ると、シンプルに高いなぁ…と感じてしまうのが正直な所。

ただ、コラボメニューなどが非常に充実しており、さらにそのアニメなどの世界観やキャラクターの個性がしっかりと生かされており、その金額を上回る魅力を感じます。

そしてもう一つ挙げられるのが、こちらは非常に個人的感覚が強いですが、フードメニューの充実さに加え、「USJのメニューはどれもおいしい」と感じた事。

今回は、比較的リーズナブルなレストランしか回りませんでしたが、レストランでのメニューやスナックなど、どれを食べても素直においしいと感じました。

これは、TDRが美味しくないと言う意味ではなく、TDRは「可も不可もない一般的な味」と言う感覚があります。

フードメニューは何度も改善されているUSJに軍配が上がると個人的には思います。

 両パークで使われている「遠近法」

2つのパークを比べてみると、町並みのリアルさに違いを感じます。ほぼ実物大の街並みであるUSJ。

もちろんTDRでも、ワールドバザールや、ミラコスタ周辺の街並みのようにリアルに再現された場所もあります。

しかし、USJは映画のセットの一部と言う設定もあり、建物がほぼ原寸大に近い形で再現されている違いを感じます。

また、ワールドバザールによく見られるように、上のフロアに行けば行くほど建物の大きさや窓枠などが小さくなっていくのは両パークでも見られる特徴です。

ただ、USJの街並みの方が、立体的なこだわりが感じられ、よりリアルにその世界観に没入できる印象を受けました。

エリアの世界観は濃いが、外から見える

2つのパークとも、その世界に没入できると言う感覚は共通だと思います。

しかし、「TDRはそのエリアごとの世界観を大切にし、見え方や音楽、その境目なども見えないようにする工夫がある」のを感じます。

対してUSJは、それほど「隔離された世界観にこだわりがない」ようにも感じました。

例えばUSJはパークに入っていきなり真正面に、高速道路の大きな橋が見えたりします。

またショーのステージである、ウォーターワールドの背後の高い位置には、ニンテンドーワールドの1部が見えたり、更にその奥のホグワーツ城が見えることも…。

しかも、「微妙に見える」というのがまた何とも言えない部分で、もうちょっと頑張れば隠すことができたんじゃないかな?と言うのが、逆に面白さがあります。

屋内の冷房が「強烈」

近年の夏はますます厳しい暑さになってきていますが、2つのパークで感じたのは、冷房の強さの違い。

もちろんTDRでも強めの適切な冷房がかかっていますが、USJでは「更にもう一段階、クーラーが非常に効いている」と言う印象があります。

これは関東と関西の湿度の違いもあるとは思いますが、USJでは大汗をかいてショップやレストランに入ると、そのまま濡れた衣服が一気に冷房で冷やされるのでご注意を。

庶民的な店が並ぶ「ユニバーサル・シティウォーク大阪」

こちらはUSJのパーク内では無いのですが、パーク以外でも色々楽しめるのが、隣接している「ユニバーサル・シティウォーク大阪」。(公式サイトはこちら。)

こちらはそのアメリカナイズされた賑やかな街並みも楽しいですが、全国展開するリーズナブルなレストランなどに加え、各フロアには、大阪名物のたこ焼きなども楽しめる場所です。

少しお高めのレストランから、リーズナブルなスナックまで、幅広く揃っているのはありがたいですね。

ただ、現在は年間パスポート所有でないと、途中でUSJの外に出る事ができませんのでご注意を。

こちらもパークの雰囲気そのままに、多彩なレストランが並ぶ魅力がありますね。

TDRにもイクスピアリがあり、最近はリーズナブルなレストランも増えましたが、「パーク利用と直結して利用する」と言う感じではなく、USJの方が気軽に楽しめる場所といった印象です。

…いかがでしたでしょうか?両パークを比較して、まずは最初の【ハード面】について触れてみました。

もちろんまだまだたくさんの相違点があります。次回は【サービス編】 について触れてみたいと思います。

ABOUTこの記事を書いた人

DヲタのWEBライター。TDRハックの他に、 個人ブログ「TDRな生活」や「株式会社ぴあ」の「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」で多くのTDRにまつわる記事を執筆。7冊のディズニー関連書籍の著者でもある。近著に「ひとりディズニー50の楽しみ方」 (サンクチュアリ出版 )。…慌てず急がず、ゆっくりゆったりとパークを散策しながらお酒を楽しむのが好きです。

2 件のコメント

  • ディズニー好きならTDL·TDSだし、映画好きならUSJだしなかなか比較できないですよね。コロナ前の話になるとグリーディング、ショーパレは完全にディズニー有利ですね。

  • なかなか良いことを書いてある。もしかしたら、TDRの方がひいき目で見て記事を書いているのでは?って思いましたが良かったです。次回も期待してます。

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