
ショーやアトラクションだけでなく、大小様々なこだわりでも私たちゲストを楽しませてくれる東京ディズニーリゾート
それは「予想しない所」にまで細かなこだわりが反映されている事もあります。今回はそんな「気がつかないけれど、深いこだわり」が隠れている、こんなところを紹介します。
この記事のもくじ
世界観を保つ為に「見えるけど隠されている」モノ
東京ディズニーリゾートの両パークでは、できるだけそのエリアや施設の世界観を壊さないように、細かな配慮がたくさんされています。
そんな中の一つが、これまでも紹介してきた、「天井にあるスプリンクラー」について。カラーや形など、その世界観を保つようなこだわりが見られます。
また、それだけではなく更に凝ったデザインやカラーが施されている「消火器」の存在も非常に面白いですよね。
こうした普段楽しんでいるだけでは、なかなか気がつかない配慮が楽しいパーク。今回はこれらの続編。
意外と気にしていない「消火栓」についてご紹介します。
ミニーらしさ全開のピンクの消火栓

まず最初にご紹介するのは、上の写真、ディズニーランドのトゥーンタウンにある「ミニーのスタイルスタジオ」にある消火栓。こちらは出口の通路にあるものです。
一般的なこの消火栓は通常の建物であれば、赤や白などの無機質な色になっている事が多くあります。
ところが、ご覧の通りこの「ミニーのスタイルスタジオ」のものは、かわいらしいピンクの壁紙に合わせた色、さらに四隅にはハートマークの様なものがついた形になっています。
またその「フォント」もポップ調の文字で、こちらも可愛らしさをアピール。こうしたキュートな消火栓は、ディズニー以外ではなかなか見ることがないと言っても良いでしょうね。
寄せ集め廃材で作られたロストリバーの消火栓
続いてはロストリバーデルタの「レイジングスピリッツ」の北側の工事中の柵にある消火栓。
ご覧の通り、このエリアの雰囲気を保つように「廃材風の壁」で作られ、消火栓も錆びついたような古ぼけた形になっています。
また、その右上にあるマークはロストリバーデルタにあるショーステージの「ハンガーステージ」のマークである、「ピラニア航空」のマークがついています。
こうした単なる工事中の壁でも世界観を保つためのこだわりがある所がディズニーらしいですよね。
「近未来感」溢れるベイマックスの消火栓
続いては人気のアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」の消火栓。
こちらはご覧の通り、珍しい銀色の金属のようなピカピカの消火栓になっています。
ご承知の通り、このベイマックスのハッピーライドは、近未来的な都市や建物が特徴。それを壊さないように、この消火栓も周りの柵などの雰囲気に合わせた近未来的なデザインと形になっています。
発掘現場らしい木製の消火栓
続いては、再びロストリバーデルタにある「レイジングスピリッツ」の途中にある消火栓。
こちらはご覧の通り、発掘現場らしく、木製の箱の様な形になっています。更にはロープや滑車の様なものでリアル感が演出されています。
周りの雰囲気にマッチし過ぎて気にも留めないような形ですので、ぜひ並びながら探してみてくださいね。
シアターの雰囲気に合わせた重厚な消火栓
続いてはアメリカンウォーターフロントにある、ブロードウェイミュージックシアターの消火栓。
こちらはその名の通り、ブロードウェイにある豪華で上品な造りのシアター。こちらの消火栓は、それに合わせたように木製の重厚な作りになっています。
なかなか気にしないところですが、そんな小さなこだわりもぜひ見つけてみてくださいね。
ミステリアスアイランドのカラーに併せた消火栓
続いては、ミステリアスアイランドにある「ノーチラスギャレー」の消火栓。
こちらは同エリアのイメージカラーであるグリーンに合わせたものになっています。
上の写真は裏側の様子(写真左側)と、消火器が収納された場所。
こうしたものもその「違和感」を持たせない、自然なカラーと造形に深いこだわりを感じます。
火災発信機もこだわりのデザインが
これまでご紹介してきた、消火栓。これらのデザインは、そのエリアなどの雰囲気にうまくカモフラージュされており、意外と気にしないと見つけられないもの。
こちらでご紹介した以外にも、火災発信機も写真の様に違和感のないデザインになっています。

色々ご紹介してきましたが、もちろんこれら以外にもそれぞれのエリアなどでそのテーマや雰囲気に合わせたデザインのものがたくさん存在します。
これらは、あえてわざわざそれを探して楽しむものではありませんが、誰も気が付かないようなところにもこだわったディズニーの世界観を壊さない配慮が感じられます。
たまにはそんなこだわりを見つけながらパークを楽しむのもいいかもしれませんね。