東京ディズニーリゾートの夜空を彩るエンターテイメントと言えばやっぱり「花火」。名前や音楽、内容を変えながら、季節の夜空に華やかさを与えてくれます。
そんなこちらの花火ですが、2021年12月から再開したものの、今年2022年7月1日から、再び2ヵ月間休止される事が発表されました。
そんなこの休止について、ネットやSNS上では様々な憶測や意見で盛り上がりを見せています。今回はその中身について触れてみたいと思います。
この記事のもくじ
せっかく再開した花火が休止、そこにある事情とは?
この花火は、新型コロナウイルスによる閉園から再開した後もしばらく休止していました。そして、2021年12月1日から久しぶりの再開。
しかしながら、今年2022年7月1日から8月末まで、また夏の間の2ヶ月間、休止する事が発表されました。
せっかく花火が再開したものの、また約半年足らずで7月から休止になる事が発表された後、ネット上ではいろいろな話題で盛り上がっていました。
例えば「いよいよ夏のショーが再開するのでは!」といったものから、「夏といえば花火なのに、なんで中止するの…?」といったものなど様々。
この休止の発表で様々な憶測を呼び、多くの反応が見られました。…しかし、この「夏の花火が中止になる」のは、今回特別なものではなく、「ある事情」があるからです。
以前から夏の花火は中止になっていた
確かに、夏といえば花火が似合いそうなものですが、ここ最近ではこの「夏の花火はイベントに関係なく休止になる」いう事が知られています。
パーク事情に詳しい方にとっては、「当たり前の事」かもしれませんが、その理由はこんな所にあります。

グラフはWeatherSpark.comより引用。7~8月の南風比率が高い事がわかります。
それはこの夏の時期になると「東京ディズニーリゾート上空の風向きが南風に変わり、花火の燃えカスなどが住宅街まで飛ぶことが多くなる」のです。(上記グラフの掲載ページはこちら。)
そのため、この夏の時期の花火は開催されない事が東京ディズニーリゾートでは近年の恒例となっているのです。
ただ、過去2006年までは、夏の時期でも普通に花火あがっていた事もあり、このあたりの事情と混同されて、今年は夏のショーが復活するのでは?などの誤解が生まれてしまった可能性もあります。
確かにこうした事情を知らなければ、普通にそう思ったり、「夏になぜ花火をやらないの?」と思ってしまうのも仕方ないのかもしれませんね。
パークは具体的な理由を公表していない
詳しく知っている人にとっては「当たり前」、よくご存じない方にとっては、「なぜやらないの?」となる、この夏の花火。
その要因…という訳ではありませんが、こうした理由でパークの夏の花火が中止になる事は、公式に発表されていないから…と言う部分もあると思います。
確かに運営側にとってみれば、必ずしもそうした事情(理由)を公表する必要はないと思いますが、何らかの形でこれも発表すれば、様々な誤解も少なくて済むのかもしれませんね。
…とは言え、今は制限運営が続き、エンターテイメントが非常に数少ない状態。こうしたパークの新しい発表について、色々と何でも探ってしまいたい気持ちになるのもよくわかりますよね。
花火はどこから上がっているの?
そしてこうしたパーク事情に詳しくない方にしてみれば、非常に気になるのが「花火は一体どこから上がっているの?」と言う事。
確かに見る場所は非常に大事。特にディズニーシーでは「全く見えない場所」も非常に多いため、予め知っておきたい所です。
これは簡単に言えば、「ディズニーランドは、ほぼどの場所からもよく見える」で、「ディズニーシーは、ミラコスタからプロメテウス火山をまっすぐ結んだ線の左側(東京湾側)に居れば、ほぼどこからでも見える(但し障害物は多い)」と言う理解で大まかな所は良いと思います。
概ね、どのエリアからどのように花火が見えるか、打ち上げ位置はどこなのか…と言う事については、過去のこちらの記事「ディズニーリゾート花火の打ち上げ場所はズバリ、ココ!おすすめスポット紹介」で詳しくご紹介していますので併せてご覧ください。
…いずれにせよ、パークの一日を締めくくる、夜空に広がる鮮やかな花火は、何回見ても感激するもの。
一日の心地良い疲れを優しく包んでくれる、非常にディズニーリゾートらしいエンターテイメントです。
これからもきっと、姿形を変えて、私たちの心にそんな思い出を刻んでくれるのでしょうね。