
さて、近年は各種SNS(ソーシャルネットワーキングサービス=インターネット上の交流を通してつながりを構築するサービス。)の普及によって、ディズニーリゾートのパークでも携帯電話等の利用が便利になりました。
詳しい知識が無くても気軽にできる代表的な例としては、ツイッターやLINEなどがあります。家族やカップル、グループでディズニーリゾートに出かけて、スマートフォンで撮った写真をツイッターに投稿したり、LINEで共有したり…と便利になりました。
そんな中、今回ご紹介するのは「スマートフォン以外のカメラで撮った画像をすぐその場でスマートフォンに転送できる」と言う便利なツールについてご紹介します。
この記事のもくじ
スマホも高性能になってきているけれど…夜景や望遠、連写にはちょっと弱い

最近は携帯電話のカメラの画素数や画質の向上によって、コンパクトカメラ等を出かける時に持っていかない方が非常に増えてきています。
たしかに新しい機種であればあるほど、その技術の向上は素晴らしく、いずれはカメラが不要な時代がやってくるでしょうね。
しかし、簡単なスナップ写真はスマートフォンでも充分な画質や画素数がありますが、やはり夜景や夜の美しい風景などはカメラの方がきれいに映るのは言うまでもありません。また、望遠や連写といった機能はやはりスマホではちょっと頼りない部分も…。

また、最近のディズニーリゾートでは、一眼レフカメラを持った女性の方も多く、その場で撮ったキャラクターや風景などの写真をツイッターやブログなどにあげる方も増えてきています。
またipad等のタブレット端末の大きな画面で後からみんなで写真を見るなんていう機会もそれなりに増えてきましたよね。
しかしながら、通常の操作ではケーブルにつないで転送したり、カメラのSDカードなどのメモリーカードを抜いて、他のアダプターなどに入れ替えて、それからスマートフォンやタブレットに移す…と言う動作が必要なことが多くあります。
これは荷物も増えますし、時間も手間もかかります。また撮影の度に行うのは現実的に無理ですよね。
WIFI搭載のカメラもあるけれど…転送中は撮影できない機種も…。

カメラからスマホやタブレットへの転送ですが、そうしたわずらわしさを解消するために、既に各メーカーからはカメラ本体にWIFI機能がついた機種も発売されています。
実は筆者自身もそのカメラを使っていた事があるのですが、意外に転送に時間がかかり、頻繁に転送するとバッテリーの消費も早く、転送中は撮影ができない…という場合もあります。
思いも寄らぬシーンに出合ったり、突然登場したキャラクターや美しい風景など、そうしたシャッターチャンスもこれではもったいないですよね。実はそうした悩みを解消してくれる簡単で便利なツールがあるのです。
自動的に「カメラからスマートフォンに写真を転送」してくれるSDカード。

そんな中、今回ご紹介するSDカード「Eye-Fi Mobiカード
」を使えば、スマートフォンにアプリをダウンロードして簡単な設定をしておけば、アプリを起動しておくだけで、通常通り撮影した画像がどんどんスマートフォンに自動的に転送される…という便利なものです。
これはSDカードが使えるカメラならば、基本的には「小さなコンパクトカメラ」でも、「本格的な一眼レフカメラ」でも何でも大丈夫です。

私も実際にこれを使って、パークでの写真をツイッターに投稿したり、現地からブログを更新したりする時などは非常に役に立っています。
こちらのカードはカメラ本体とスマートフォンをWIFI通信で結ぶのですが、自分が居る周辺にインターネットの環境は必要ありません。WIFIと言うと、インターネットの無線LAN環境がないとだめなように一瞬感じますがこれはどこでも大丈夫です。

利用方法は簡単。スマホやタブレットで専用アプリをダウンロードし、購入したSDカードに記載されている10桁のコードを入力すれば設定完了。
カメラの電源をオンにし、WIFIを有効にすればそれで準備はOK.既にWIFI環境がある方は、設定からこのカードから発信されているWIFIに切り替える必要があります。(上の写真はiphoneの設定例です。)

後はカメラとスマホの両方の電源を入れ、アプリを起動します。後は写真を普通に撮影するだけで、画像がどんどん自動的にスマホに転送されてきます。もちろん転送中でも撮影はOK。
こちらのカードはあくまでデータを転送するだけなので、カメラ本体の操作は通常通りで一切気にする事はありません。(転送中はカメラの電源は必ずオンにしておく必要があります。)

これはSDカード自体にWIFI機能を搭載しているので、例えばスマホの電波が全く届かないところでも、「カメラとスマートフォンの通信は可能」なのです。(ただ、もちろんインターネット環境がなければ、転送した写真はもちろん投稿することもできませんが。)
基本的にSDカードを入れ替える事が不要なので、接触による静電気でのデータ消滅や紛失の心配も少なく、データを転送した後に本体画像を消去すれば容量も多く使えるというメリットもあります。
うまく使えばかなり便利だけど…受信側スマホ等の容量に注意!

ただ、ひとつデメリットを上げるとすれば、このSDカードの場合、撮影したデータが全て転送されてしまうので、「写真を自分で選んで転送することができない」ということです。
アプリを設定して携帯で起動しておけば撮影するたびにどんどん高速で転送してくれるのですが、撮影した写真が全て送られてしまうので、画素数の大きな一眼レフカメラなどで、「連続で大量に撮影」した場合、「受信側のスマホ本体の容量に注意」する必要があります。
そうした場合は撮影時にスマホのアプリを起動しないでおいて、撮影が終わってから不要な画像を消去して、それからスマホのアプリを起動すれば、残っている写真が転送されます。
また、送信できるのは一台の端末だけなので、例えばスマホとタブレットの両方には送信できません。さらに本体からスマホ等に一度送信した画像は、再度カードからカメラに転送することができなくなっていますのでご注意ください。

ちなみにこの撮影したデータは、もちろんSDカードにも残りますので、誤ってスマホに転送した画像を消去したとしても、データはカード内に残っているので安心です。バックアップとしても使えますね。
こちらのカードは筆者が実際に使ってみた感想ですが、非常に便利だと思います。特にこのカードが活躍するのは夕方の夜景や望遠を使った撮影などの場合です。
高画質なカメラで撮影したデータがそのまますぐに携帯に転送できる便利なSDカード。撮影した写真をすぐに共有できて、確認もできるので非常に便利ですね。ディズニーリゾートの思い出をリアルタイムに共有できる便利なツールです。