東京ディズニーランドの人気アトラクションである、「スプラッシュ・マウンテン」。海外パークでは様々な人種問題などもあり、リニューアルされている所もあります。
そんな話題を秘めたこちらのアトラクションですが、実際は誰もが楽しめる楽しい物語になっています。こちらの物語は主人公のうさぎ「ブレア・ラビット」が「笑いの国」を目指して旅に出る…と言うストーリー。
しかし、実は「意外な所に既にその答えがあった」と言う「独自の考察」を小さなトリビアとともにご紹介したいと思います。
この記事のもくじ
スプラッシュマウンテンの物語は乗る前に完結している?
今回ご紹介するお話は、明確な根拠はなく、そのアトラクション周辺のプロップス(小物等)から筆者が勝手に想像した物語であり、あくまで「そうした物語があるのかもしれない」と考えながら楽しんでいただきたい…と言う主旨です。
まずはアトラクション正面に向かって、右側には「小さな小屋」があります。
この何気ない小屋ですが、ここに「スプラッシュマウンテンの物語」の表す、「あるキーワード」があるのです。
こちらの小屋は普段はまず近づく事はないと思います。そんなこちらの小屋にはちゃんと窓があり、その中を覗くと、クリッター(小動物)が暮らしている様子が見られます。
お時間ある時はちょっと足を延ばして家の中を覗いてみてください。
生活感のある作り込まれた「小さな家」
こんなこの小さな家ですが、中を覗くと、使い込まれた暖炉があったり、テーブルには食器が並んでいたり、ソファなども置かれています。
また、アヒルのぬいぐるみや木馬なども見られ、こどもも一緒に生活している様な雰囲気が伝わります。
正面からだけでなく、横からも見られますのでぜひ見てみてください。
ほとんどの方が気にしない場所ですが、ここまでしっかり作り込まれているのが凄いですよね。
家の中にかけられた「ある言葉」
そんなこの家の中ですが、奥の壁には、何やら「額縁に入った言葉」が飾られています。
小さくてわかりにくいのですが、ここに書かれた言葉は、「HOME SWEET HOME(ホームスイートホーム)」。
これは「我が家が一番!」という意味です。海外のドラマやアニメでもよく見かける言葉でもあります。
何気なく感じるこの言葉が実は大きなポイント。なぜこれがスプラッシュマウンテンの物語と関連があるのでしょうか?
その答えは、「アトラクションの最初」と「最後」にあるのです。
アトラクション中に登場する「あるメッセージ」とは?
そんなこのスプラッシュマウンテンの物語は、主人公である、「ブレア・ラビット(うさぎどん)」が「笑いの国」という場所がある噂を聞き、荷物をまとめて自分の家を出て、「笑いの国」を探す旅に出かける、と言うもの。
私達ゲストがアトラクションに乗って出発し、まず注目頂きたいのが、ブレア・ラビットの家が登場する場面。
自分の家を閉め、木材で打ち付けられたその扉には「GONE FOR GOOD(もう戻りません)」と大きく書かれています。
それくらいの決意をもって旅に出たブレア・ラビット。
そして、様々な冒険の中で、途中でブレア・ベア(くまどん)とブレア・フォックス(きつねどん)に狙われながらも、最終的には自分の家に帰ってくる…と言う物語です。
「その答え」はアトラクションの最後にある
そんなこのスプラッシュマウンテンの物語ですが、「笑いの国」を目指して旅にでたブレア・ラビットですが、最後には結局自分の家に帰ってくる事になります。
そしてアトラクションの最後には、戻ってきた自分の家でくつろいでいるブレア・ラビットの姿が見えます。
そんな中、ご注目いただきたいのは、そのアトラクション最後に近い、ブレア・ラビットの「家の奥に掲げられた額縁」。
ここには、なんと「HOME SWEET HOME」と書かれているのです。
この文字は家の奥にあり、かなり見えにくい所にあるので探しにくいですが、ぜひ探してみてください。
…このように様々な冒険を終えて帰ってきたブレア・ラビット。結局は自分の家が一番だった…という事になるのですね。
色々冒険をしてきたブレア・ラビットが辿りついた答え。実はこの物語のキーワードとなる言葉が、「アトラクションに乗る前の入り口近くに既に刻まれている」という事になるのです。
偶然か?意図的に作られたのかは不明
ご紹介してきたスプラッシュ・マウンテンの物語のキーワードが既に静かに示されていたというお話。
そもそも、この「HOME SWEET HOME」と言う言葉自体はよく使われるものですし、たまたまそうだった可能性もあります。
完全に筆者の勝手な想像かもしれませんが、もし意図的にこんな誰も見ないような場所に「その答え」を紛らせてあったとしたら…恐るべきディズニーのこだわりですね。
もちろん正解はわかりませんし、全く異なるかもしれません。しかし、ショーやアトラクション以外でも本当に細かな物語が隠れている東京ディズニーリゾートの世界。
たまにはこうしたつながりを想像力をもって確かめてみながら楽しむのもいいかもしれませんね。