多くの個性的なアトラクションが存在するディズニーランド。30年近い歴史の中で、次々と導入されてきました。そんな多くのアトラクションは複数回乗っても楽しめるような工夫もされています。
なんだか前に乗った時とちょっと変わっているな、と思うときもありますが、見えない部分が変わっていたり、置かれている小物(プロップス)が変わっている場合もよくあります。
また、一度体験しただけではわからない細かなこだわりや小さな演出など、ちょっと気がつきにくいものも多くあるんですよね。
そんな中、アトラクションを楽しむ上での攻略法や、知っているとちょっとだけ得するポイントなどについてのシリーズ企画第三弾。
個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ。今回は「スペースマウンテン」をご紹介します。
この記事のもくじ
2007年にリニューアルされたディズニーランドの代表的アトラクション。
ご存知、多くの方が知るディズニーランドの代表的アトラクションで、多くの方が既に乗車された経験もあると思いますが、改めてご紹介。
こちらは1983年のディズニーランドのグランドオープンと共に運営開始。その後、2007年4月にリニューアルオープンされました。
全面リニューアルではありますが、実際は、キャストのコスチュームやロゴ、ライトアップや内装などが変わりましたが、コースターの軌道などの大幅な変更はありません。
このコースターの特徴としてはは、「一回転」や「急降下&急上昇」することは無く、さほど珍しい動きをする訳ではありません。
しかしながら、ほぼ真っ暗闇の中を急旋回しながら進むので、レールが見えない=次に曲がる方向がわからないために、普通のジェットコースターとはまた違った雰囲気があります。
基本的には周囲が見えないため、カーブの先の進行方向がわからないので平衡感覚や方向がつかみにくく、体が左右に大きく振られます。こうした事を総合的に考えると、ディズニーランドでは一番酔いやすい&怖いアトラクションと言えるかもしれません。
ファストパスは意外に遅くまで残っている事が多い!
ディズニーランドでは他の「ビックサンダーマウンテン」、「スプラッシュマウンテン」と並び、「三大マウンテン」と称される事もある人気のコースターアトラクション。
もちろんファストパス対象のアトラクションですが、意外に一番遅くまで残っていることが多いです。これはファストパス対象アトラクション全体の中でも同じ。
その要因としては、身長102cm以上、3歳以上でないと乗車不可、さらに健康状態が良くない場合や酔いやすい、心臓病・高血圧・妊娠中…などの方も乗車できません。
また、他のアトラクションと違い、内部が見えないので、コースター系が苦手な方が避ける傾向があるからと思われます。
そのため、入園制限クラスの大混雑時以外には、朝早い時間に無理してファストパスを取らなくてもいいと思います。他の2つのマウンテンに比べるとスタンバイも若干短めになる傾向があります。
他の人気アトラクションのファストパスをある程度優先した後にこのスペースマウンテンのファストパスを取る…という感じでも概ねOKだと思います。もちろん混雑状況によりますので、待ち時間や残りの発券状況を見た上で計画してみてください。
ただ、以前にこちらの「ファストパスをできるだけ多く取得&効果的に使用する方法!【2】」の記事の最後に触れた様に、パレード&ショー終了直後にはゲストが集中する場合がありますのでご注意を。
左右に大きく体が振られるので、怖い方はしっかりバーを握って!
外部からだけでなく、内部に入ってもその全貌を見る事ができないこのスペースマウンテン。ちょっと怖いからどうしよう…と悩んでいる方もいるかと思いますが、このアトラクションはそんな方が途中で退出可能な「途中退出口」が数カ所ありますので乗車ギリギリまで進んでも大丈夫です。
発車した後は、暗闇の中を進むため、かなりスピード感があります。ちょっと怖い…と思う方は目に前のバーをしっかり両手でつかんでいた方が体が安定します。
また、小柄な女性やお子さんと同乗する場合は、隣の方ができるだけ近くに寄ってあげたり、バーをつかんだ手を体の支えにしてあげるなどすると、左右に振られる幅が小さくなりますのでおすすめです。
もちろん内部の様子は真っ暗ですので見ることはできません。そこで上の写真をご参照。この写真はディズニーランドが25周年を迎えた頃に同アトラクションの歴史を紹介するボードが飾られていた事がありました。
こちらはそこにあった写真。ご覧の通り、スペースマウンテン内部の様子がわかる写真です。ご覧のとおり、上部から「らせん状」に降下してくるイメージです。
乗り場を出発したライドは段階的に上昇していきます。最高地点から下り始めますが、「最初に左方向にカーブし、右カーブ、その後左カーブしますが、基本的にはその後はずっと右カーブ」です。
そのため、若干ではありますが、「遠心力は左側の座席の方が大きくなる」(振り幅が大きくなる)ので、「スリルを楽しみたい方は左側の座席」、「苦手な方は右側の座席」がいいと思います。(いずれも進行方向に向かって)
そして最後は左側に大きくカーブして減速、光のトンネルを通過して乗り場に戻ってきます。この最後の減速時には大きく体が前に振られますのでご注意を。
その他の細かなトリビア・攻略法など
暗闇の中を進む事でより一層スリルが増すこのスペースマウンテン。この「見えない」感覚が怖さを増加させています。小さな事ですが、これをちょっとだけ軽減させる方法があります。
まず、ライドに乗車してから、稲妻や様々な光の中を進みます。暗闇の中のこれらの光は、実はゲストの目を明るさに慣れさせて、レールを見えにくくする効果が隠されています。
と、言う事は、逆に乗車してからしばらく目をつぶるなどして、自分の目を暗闇に慣れさせておくと、意外にレールが見える事もあります。苦手な方はお試しを。
…しかし、それでも具合が悪くなってしまった…という方は、実はこの建物左側、一階部分には「救護室」があります。ただ、この救護室は看板などの案内が無く、キャストの誘導でしか入れません。
アトラクション乗車後に具合が悪くなった時は周辺のキャストに伝えればすぐに誘導してもらえますので、覚えておくといいでしょうね。詳しくは公式サイトのこちらのページをご参照。
また、このアトラクションの下にはディズニーランドに三カ所しかない飲料の自動販売機が置かれています。もちろんこのアトラクションのメインスポンサーであるコカコーラの自販機。
他の場所が並んでいてもこちらはほとんど並ぶことなくペットボトル飲料が購入できます。
…さらにこのスペースマウンテンはリニューアル後には夜のライトアップが大きくかわりました。何色にも変化し、そのバリエーションも豊か。眺めているだけでもなかなか楽しいのでこちらもオススメです。