アトラクション別傾向&攻略法【蒸気船マークトゥエイン号】その1

ライター:

広大なエリアに多彩なテーマランドが広がるディズニーランド。大小様々なアトラクションがあり、非常に小さなものから、テーマランドをまたぐような大きなものまで存在します。

そんな中、知っているとちょっとだけ得するポイントやアトラクションを楽しむ上での攻略法などについてのシリーズ企画。個々のアトラクションを紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ」。

今回は広大な敷地を行き来する大きな客船、ウエスタンランドにある「蒸気船マークトゥエイン号」をご紹介します。

スポンサーリンク

475名の収容人数!待ち時間の変わらないアトラクション。

数あるディズニーランドのアトラクション。スクリーンの映像を見るシアター系や、乗り物に乗るライド系など様々ですが、今回ご紹介する「蒸気船マークトゥエイン号」の最大の特徴は、なんと言ってもその一度の乗車可能人数。

定員はなんと475名とかなり多いです。シアター系アトラクションはこれくらいの人数が一度で入る(ミッキーのフィルーマジックは454名、キャプテンEOは369名)ところも多いですが、単体の乗り物としては最大の人数を誇ります。

この船は「水上の宮殿」と呼ばれ、4階建ての大きな船です。ただ、ゲストが入れるのは1階から3階まで。一番上の4階部分は操舵室となっています。

それぞれ1階はメインデッキ、2階はプロムナードデッキ、3階はテキサスデッキ、4階をキャノピーデッキという名称で、ゲストは全て1階から乗車しますが、自由に行き来が可能です。オススメはやはり一番上からの風景。

ゲストはこの船に乗り、ゆっくりとアメリカ河をめぐります。船が出発すると間もなく船内放送で「ランドルフノックス船長」と一等航海士「ジェイコブ・ブラッグス」の会話がガイドとなって周辺を説明してくれます。

出発してからはトムソーヤ島の脇を抜け、ビックサンダーマウンテン、ウエスタンリバー鉄道やビーバーブラザースのカヌー探検乗り場などを見ながら大きく一周して戻ってきます。ここが実際に都心近くとは思えないような西部開拓時代の自然が広がります。

このマークトゥエイン号から見えるアメリカ河の風景は、「この船の上からしか見えないもの」も多くあります。例えば下の写真は開拓者の燃える小屋。

この小屋自体はカヌーやウエスタンリバー鉄道からも見えますが、写真右側にあるテーブルに置かれた食器が実は隠れミッキーになっている…というのは船上部からでないと見えません。

アトラクションの所要時間は約12分。前述の通り、一度に乗れるゲスト数がかなり多いため、待ち時間は基本的に「いつでも20分程度」と短めです。

ただ、この船は一艘しかないので、実質的には「出発してから船が戻ってきて、ゲストが降りるまでが待ち時間」という感じになります。

入園制限クラスの混雑時でも20分程度の待ち時間で済み、それ以上長く待つ事はほとんどありません。ただ、逆に言うとどんなに空いている時期でも同じ程度の待ち時間が必要です。

若しくはゲストが集まるまでの時間が必要になるため、「パークが空いている方が待ち時間が若干長くなる」という変わった傾向もあります。

大きな外輪が特徴。1850年代のショーボートがモデル。

この蒸気船マークトウェイン号は1850年代にアメリカを航行していたショーボートがモデル。実際の船の大きさをスケールダウンしたものです。

実際にアメリカで運行されていた船でもその船上でジャズなどの演奏が行われていた事も多く、東京ディズニーランドでも実際に演奏が行われていた事があります。そんな背景から、乗り場後方には下の写真の様に楽器のケースなどが置かれています。

この船の後方に大きな羽は「外輪」(パドルウイール)。文字通りこうした「水中ではないスクリュー」で推進する船を「外輪船」と言いますが、このマークトウェイン号の様に後ろにあるタイプを「船尾式外輪船」と言います。

ちなみにディズニーシーにある、蒸気船トランジットスチーマーラインの様に、船体の横についているものは「舷側(げんそく)式外輪船」と言います。

この外輪船の特徴としては大型客船の様に船体後方下部に付いたスクリューで進むわけではないため、「浅い川や浅瀬」での航行に適しています。

そのため、船体の「喫水」(きっすい。船が水上にある時に船体が水に沈んでいる深さの事。船体の一番下から水面までの垂直距離。)を深く作る必要がないので、当時のアメリカの河川では多く使われていました。

東京ディズニーランドでのアトラクション名は「蒸気船マークトゥエイン号」ですが、英名は「marktwain rivarboat」である事からもそれがわかります。これは、察するところ「~リバーボート」という感覚が日本人には馴染みが無いため、「蒸気船~」というわかりやすい名称をつけたのかもしれませんね。

反面、船体が軽く薄いため、風や波などに対しては左右の推進力のバランスが崩れやすい欠点もあります。そのため、このマークトウェイン号も、強風時には運行停止になる場合もあります。

…次回はもう少し細かい雑学などについて触れます。