さて、前回の混雑予想の記事で書きましたが、やっぱり空いている平日に行くのが一番。「そんな事言っても、週末しか休めないよ~!」という方も多いと思います。一般的なウイークデー勤務の方は週末に行く、なおかつ次の日はやっぱりゆっくりしたいからやっぱり土曜日で…。とお思いの方が多いと思いますが、ここでひとつポイント。週末に行くのなら、「土曜日より日曜日の方がオススメ」です。
理由は単純に「日曜日の方が空いているから」です。これは前述した「次の日はゆっくりしたいから土曜で…」という方が多いのが最大の理由。これは学生も社会人もファミリーも同じですよね。また、週末を絡めて宿泊で来られる方、特に遠方からの方は翌日(日曜日)は飛行機や電車の都合で、遅くまでいる事が少ないというのもひとつの理由です。
「でも、できれば次の日はゆっくり休みたいし…」と言う方も多いと思いますが、それでも土曜日より日曜日をオススメする「具体的な理由」があります。
具体的に「土曜日」と「日曜日」の混雑具合の差ってどれくらい?
一概に「空いている」と「混んでいる」と言っても、人によってその感覚は違うもの。よくある攻略サイトなどでは「空いている」や「混んでいる」の言葉だけで紹介しているものが多いですが、これだと非常にわかりにくいんですよね。…と、言う事でここでは詳しい実例を挙げてわかりやすく考察してみましょう。
いつでも混んでいるディズニーランドやシー。よく行く慣れた人となかなか行けない人では、その待ち時間も感覚がだいぶ違います。そんな中、それでも土曜より日曜をおススメする理由があります。
…それでは、2012年5月12日(土)と5月13日(日)の待ち時間で比較をしてみました。比較する為に気象条件がほぼ同じ日を選びました。(※この期間はモンスターズインクがクローズ中。なお、システム調整で停止していた時間はその直前の待ち時間を記載しています。)
【5月12日(土)15時の待ち時間】
110分 プーさんのハニーハント
100分 バズライトイヤーのアストロブラスター
110分 スプラッシュマウンテン
90分 ビックサンダーマウンテン
70分 スペースマウンテン
80分 ホーンテッドマンション
【合計 560分】
【5月13日(日)15時の待ち時間】
80分 プーさんのハニーハント
(土曜との対比 -30分)
80分 バズライトイヤーのアストロブラスター
(土曜との対比 -20分)
80分 スプラッシュマウンテン
(土曜との対比 -30分)
50分 ビックサンダーマウンテン
(土曜との対比 -40分)
60分 スペースマウンテン
(土曜との対比 -10分)
30分 ホーンテッドマンション
(土曜との対比 -50分)
【合計 380分】
…と、こんな感じです。単純にこれらのアトラクションの合計待ち時間で比較すると、「土曜は560分」に対し、「日曜は380分」と、その差は180分(三時間)もある事になります。また、上記の待ち時間だけの比較データから算出した数字ですが、「土曜日を100%」とするならば「日曜日は約70%」の混雑具合と言う事になります。
週末のディズニーパーク、土日の混雑具合の違いは夜になると明暗くっきり!
また、この傾向は夜になればなるほど加速し、遅い時間で比較するともっとその差が出てきます。上記と同じ条件で夜20時のデータで計測すると、「土曜日は275分」「日曜日は125分」で、同様に「土曜日を100%」とするならば「日曜日は約45%」まで下がります。これはやはり翌日も休みの土曜に比較して、早く帰る人が多くなるからです。
同じ週末ですが、これだけの違いがあります。また、人気時期の混雑日は週末に入園制限がかかることが多いですが、日曜日にかかるケースはほとんどありません。
この検証は大袈裟な言い方や誇張的な表現ではなく、具体的な「数値」です。もちろん他の土日で計算してもほぼ同じ数値になります。…このことから考えると、やはり「週末に日帰りで行くなら、土曜より日曜」、ですね。ただ、言うまでもなりませんが、翌日の会社や学校での居眠りには注意…ですね。