アトラクション別傾向&攻略法【グランドサーキット・レースウェイ】

ライター:

多くのゲストが訪れ、多くのアトラクションが存在するディズニーランド。各テーマランドにはそのエリアのストーリーを表すアトラクションがあります。

もちろんそれらの細かな物語は知らなくても十分楽しめるような配慮がされていますが、できるだけ細かな所も知っているとより楽しめる様にもなっています。

そんな中、アトラクションを楽しむ上で知っているとちょっとだけ得する事や小さな攻略法などについてご紹介する「アトラクションごとの傾向&攻略法紹介シリーズ「トゥモローランド編」、今回は特にお子さんに人気の「グランドサーキットレースウェイ」をご紹介します。

敷かれたレールの軌道を進む、安全なゴーカート。

「グランド・サーキット・レースウェイ」はその名の通り、ゴーカート系のアトラクション。こちらのアトラクションは世界のディズニーパークに存在しますが、「ディズニーランド・パリ」や「香港ディズニーランド」、「ディズニーランド」では「オートピア」という名称です。

乗車に必要な制限は、「身長132cm未満のゲストは保護者の同乗が必要」となっています。お子さんだけで乗るためには2人ともこの身長を超えていなくてはならないのでご注意を。

この身長制限はディズニーランド内では実は最も高い基準。危険がある乗りものではないですが、意外に気にしない部分ですのでご注意を。

1台のレースカーの定員は「大人2名」ですが、未就学児が含まれる場合は「未就学児2名と大人1名の3名でも乗車可能」です。特に幅広い年代が楽しめるアトラクションで、やはり男の子に人気ですが、家族の場合は、乗車構成をあらかじめ決めておく必要があります。

車は本物のガソリンを使用、アクセルを踏み込むと「バリバリ」と言う、独特のエンジン音がするのが特徴。しかしながら、コースを自由に走るのではなく、最大の特徴としてはレールが中央に一本入っており、それに触れないように走る…というものです。

上の写真の様に、そのコースが横に4本並んでいる形です。パークが空いている時や時間帯は使用されないレーンもあります。

そのため、前走車を抜かすことはできません。また、車体前後には衝突防止のセンサーがついており、追突しそうな一定の距離にまで近づくと自動的にブレーキがかかる仕組みになっています。

一般的なゴーカート系の乗り物の醍醐味である、競争や早さの駆け引きを楽しむことはできませんが、逆にいえば運転免許の無いお子さんも安心して楽しめるアトラクションでもあります。

速度は12kmで安全だけど、意外と重い、ハンドルとアクセル。

このゴーカートの速度は最大でも約12km(ゆっくり自転車をこぐ程度)しか出ませんし、急カーブや大きな高低差もありませんので危険な要素はありません。

ただ、車体下部中央に敷かれているレールから大きく外れて横から当たると、大きな横揺れになる場合があるので小さいお子さんは特にご注意を。

運転は規定身長を超えていれば免許などは不要で誰でも運転可能ですが、助手席への乗車は「乗り物に一人で安定した姿勢で座っていられる」というのが条件ですので、小さなお子さんは一般的には概ね3~4才以上といったところでしょうか。

特徴としては比較的お子さん向けアトラクションである反面、ハンドルがパワーステアリングではありませんので、意外にハンドル操作やアクセルの踏み込みが重く、操作にはそれなりに「力」が要ります

大人でも少し重いと感じる程度ですので、背の低い方や女性だと少し疲れるかもしれません。もちろん途中でドライバーの交代はできませんので運転する人間はそれなりに考えて決めましょう。

出来るだけ中央のレールに触れないように進む事が楽しむコツですが、あまり順調に行きすぎると前走車に追いついてしまい、強制ブレーキがかかってしまうので、名前はサーキットではありますが、周囲の景色を眺めながらゆっくり走るのが賢い楽しみ方と言えるかもしれません。

その他の細かなトリビア・攻略法など

ゲストが乗るレースカーの色は、レッド・ブルー・イエロー・ホワイト・水色・黄緑・オレンジの7種類あります。乗車するカラーまではゲストは選べませんが、それぞれ数台ずつ存在するこのカラーですが、実は唯一オレンジ色だけは一台しか存在していません。乗れたらかなりラッキーですね。

待ち時間の状況としては入園制限クラスの混雑時には60分を越える事もありますが、普段の週末でも3~40分程度、平日なら20分前後と言った感じです。一日の待ち時間の推移も大きな変化が無く、終日似たような待ち時間です。

もちろん夜も運営されていますので、雰囲気の異なる感じを楽しむのもいいですね。また、アトラクション入り口からは見えにくい裏側にはコースを見渡せる観客席(実際にはあまり広い範囲は見えません)がありますので、乗らない同行者もここでゆっくり休めます。

また、家族で行って、パパと息子で乗車…というケースも多いかもしれませんが、実は意外にママや同行者が写真を撮るスポットが少ないんです。

乗車した直後に観覧席(外からは見えにくい場所にあります)から撮るか、若しくはアトラクションを出て、トゥーンタウン入口に向かう途中の喫煙所手前にある「フォトスポット」の看板付近からがアングルとしては撮りやすい場所。ただ、全体が見えないので来る順番がわかりにくい難点がありますが…。

コースは基本的には4本で、乗車する場所も4カ所あるので、回転率が良く、待ち時間は比較的短めのアトラクションです。また、センサーによるブレーキ以外はアナログ式のアトラクションですのでシステム調整による一時休止もまずありません。

そうした意味から考えると、時間が読みやすいアトラクションとも言えます。他のアトラクションをクリアした後に午後から夜にかけてスタンバイしてもいいアトラクションと言えるかもしれません。

もちろん雨でも運営しますが、傘をさしての乗車はできませんので、天候が微妙な時は早めに乗った方がいいでしょうね。